契約概念
投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/07/15 09:06 投稿番号: [1023 / 1982]
[アラブ型契約概念に馴染めるか?]
おはようございます
ブルーパークさん
卑近な例でお話しますと
タイの地下鉄工事における「車両契約の一方的反故事件」
日系のJVが契約を済ませていたモノを「あっと言う間に」
SEMENSに乗り換えられた(笑)
この突然の契約破棄に対してタイを訪れた小泉首相はタクシン首相に
会談の席上、口頭で「突然の契約破棄は、遺憾である」と述べたの
に対してタクシン首相の答えは「承りました」でお終いですね。
多くの日本人が持つ「タイは友好国である」とする認識と
長年の外資企業との関係から「契約概念は発達しているだろう」と
する認識は、正直、日本側の勝手な思い込みでしかない・・
と思います。
(前にも僕はちょっと書いたんですが、この件に関しては、
第三世界の権力の二重構造が関係しているのですが、現地の人間でも
なかなか実体が分からない場合が多い、のでその事業を担当していた
日系JV側の商社等が、そうしたネットワークを持っていたか?という
疑問はあるんですね)
(僕からすると、表面的なアクセスしか出来ていなかったとしたら
まぁ、契約を反故にされても仕方がないかな?と思ってますが、笑)
ですんで、こういったことは中東各国でも日常茶飯事ですね。
逆に欧米系企業は「契約書」に拘り過ぎる(ははは)
極端なことを言うと(そうでもないかな?)政治家や高級行政官の
直筆署名があるからその契約書は安全だ・・・等と思っていたら
ある日突然「出来なくなったからぁ、ゴメン」でお終いになることは
タイの地下鉄車両契約と同様に簡単に起きるんですね。
理由を尋ねると「そんなこと言われても、予算が付かないということに
なったから」と言われるのが関の山ですよ(笑)
これは「契約概念が未発達」というよりはですね、その署名した人間の
『実際の位置』が問題なんです。
(みこしに担がれている人間よりもそのみこしを担いでる人間の方が
キーパーソンの場合が多い、と前に書いたのはそうした理由なんです)
つまり、担がれている人間は「担がれていることを自覚している」んで
”担がれている人間の役割を演じている”場合が圧倒的に多いんです。
ですから、そんな人の署名を幾らかき集めても、担いでる側の人間が
「それは駄目だ!」と判断したら、そんなものは何の効力も持たなくなる
んです。
特にイラクの場合は、『暫定政権』であることは誰もが知っている既成事実
な訳で、その暫定政権内部の人間は?と言うと???ではないでしょうか。
これは規模の大小には全く関係が無いと思います。
ましてや、暫定政権にしてみれば、イラク復興事業費は自分達の金ではない
ですから(足りないからもっと出してくれ、って最近も言ってますよね)
それに、前に書いた国内法じゃないですが「新国内法を盾に、この契約は
有効性を既に失効している」と宣言されたら
いかなハリバートンだろうが何だろうが、一企業が主権国家の国内法に
クレームを出せる訳もないですし・・・
まぁ、お落し所としては(苦笑)
イラク国内で「年間数十億$単位の経費支出の義務化」と言う条項の
追加で当面は収まるのではないかな?とは思います。
その後に考えられる規制としては
『外資系商社のイラク国内での直接活動の禁止』でしょうか
これは、イラク製産品を輸出する場合でも輸入する場合でもローカルの
商社を通さないと駄目、という内容になると思うんです。
(上記2つに加えて、現地法人の設立規定を変更して、笑、
4:6の出資比率にするか、経理担当者はローカルの人間でなければ
認めないとする・・など等です、実際ASEAN等は全てそうですからね)
ですんで、アラブ人同士の契約概念は(基本的には身内同士か長年の付き合い優先
ですが)そこそこきちっと履行されますが
そうでない場合・・特に今回のイラクのように『招待した訳でもない客』
が明らかな場合の契約関係・・・っと言う意味からすると
僕は、べクテルやハリバートン自身が長期的な視野を持ってイラクの復興事業に
関わってるとは思ってないので、逆に彼らの方が「アラブ式の長期型の契約」
を嫌うんじゃないでしょうか?
っと思ってます。
おはようございます
ブルーパークさん
卑近な例でお話しますと
タイの地下鉄工事における「車両契約の一方的反故事件」
日系のJVが契約を済ませていたモノを「あっと言う間に」
SEMENSに乗り換えられた(笑)
この突然の契約破棄に対してタイを訪れた小泉首相はタクシン首相に
会談の席上、口頭で「突然の契約破棄は、遺憾である」と述べたの
に対してタクシン首相の答えは「承りました」でお終いですね。
多くの日本人が持つ「タイは友好国である」とする認識と
長年の外資企業との関係から「契約概念は発達しているだろう」と
する認識は、正直、日本側の勝手な思い込みでしかない・・
と思います。
(前にも僕はちょっと書いたんですが、この件に関しては、
第三世界の権力の二重構造が関係しているのですが、現地の人間でも
なかなか実体が分からない場合が多い、のでその事業を担当していた
日系JV側の商社等が、そうしたネットワークを持っていたか?という
疑問はあるんですね)
(僕からすると、表面的なアクセスしか出来ていなかったとしたら
まぁ、契約を反故にされても仕方がないかな?と思ってますが、笑)
ですんで、こういったことは中東各国でも日常茶飯事ですね。
逆に欧米系企業は「契約書」に拘り過ぎる(ははは)
極端なことを言うと(そうでもないかな?)政治家や高級行政官の
直筆署名があるからその契約書は安全だ・・・等と思っていたら
ある日突然「出来なくなったからぁ、ゴメン」でお終いになることは
タイの地下鉄車両契約と同様に簡単に起きるんですね。
理由を尋ねると「そんなこと言われても、予算が付かないということに
なったから」と言われるのが関の山ですよ(笑)
これは「契約概念が未発達」というよりはですね、その署名した人間の
『実際の位置』が問題なんです。
(みこしに担がれている人間よりもそのみこしを担いでる人間の方が
キーパーソンの場合が多い、と前に書いたのはそうした理由なんです)
つまり、担がれている人間は「担がれていることを自覚している」んで
”担がれている人間の役割を演じている”場合が圧倒的に多いんです。
ですから、そんな人の署名を幾らかき集めても、担いでる側の人間が
「それは駄目だ!」と判断したら、そんなものは何の効力も持たなくなる
んです。
特にイラクの場合は、『暫定政権』であることは誰もが知っている既成事実
な訳で、その暫定政権内部の人間は?と言うと???ではないでしょうか。
これは規模の大小には全く関係が無いと思います。
ましてや、暫定政権にしてみれば、イラク復興事業費は自分達の金ではない
ですから(足りないからもっと出してくれ、って最近も言ってますよね)
それに、前に書いた国内法じゃないですが「新国内法を盾に、この契約は
有効性を既に失効している」と宣言されたら
いかなハリバートンだろうが何だろうが、一企業が主権国家の国内法に
クレームを出せる訳もないですし・・・
まぁ、お落し所としては(苦笑)
イラク国内で「年間数十億$単位の経費支出の義務化」と言う条項の
追加で当面は収まるのではないかな?とは思います。
その後に考えられる規制としては
『外資系商社のイラク国内での直接活動の禁止』でしょうか
これは、イラク製産品を輸出する場合でも輸入する場合でもローカルの
商社を通さないと駄目、という内容になると思うんです。
(上記2つに加えて、現地法人の設立規定を変更して、笑、
4:6の出資比率にするか、経理担当者はローカルの人間でなければ
認めないとする・・など等です、実際ASEAN等は全てそうですからね)
ですんで、アラブ人同士の契約概念は(基本的には身内同士か長年の付き合い優先
ですが)そこそこきちっと履行されますが
そうでない場合・・特に今回のイラクのように『招待した訳でもない客』
が明らかな場合の契約関係・・・っと言う意味からすると
僕は、べクテルやハリバートン自身が長期的な視野を持ってイラクの復興事業に
関わってるとは思ってないので、逆に彼らの方が「アラブ式の長期型の契約」
を嫌うんじゃないでしょうか?
っと思ってます。
これは メッセージ 1017 (bluepark788 さん)への返信です.
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