難民に尊厳を
投稿者: battamama 投稿日時: 2005/03/26 07:54 投稿番号: [400 / 1657]
以下は、2000年10月上旬、ジュネーブの欧州国連本部会議場でUNHCRの執行委員会開催時の、緒方貞子氏のスピーチの一部である。
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みなさま、UNHCRはこの12月で設立50周年を迎えました。
しかし、私達の活動が長く続いていることは決して喜ぶべき事ではありません。迫害や紛争によって家を追われる人の数がこれまでにないほど増加しているために、UNHCRが必要だからです。この記念すべき時に、私達はUNHCRではなく、勇気や決断力、すべての困難を生き抜く力をもつ難民の方々を賞賛したと思っています。(中略)
私や同僚たちが世界中で日々対応している難民の苦しみは、計り知れないものです。
そして、何年もの国外生活を経て帰還する難民達の喜びもまだ同様です。
どちらも到底、筆舌には尽くしがたいものです。彼らの言葉に耳を傾け、私がもうこれ以上申し上げるのはやめましょう。
ただ、ある言葉を皆様にお勧めしたいと思います。
UNHCRが50執念のキャンペーンのために選んだ歌(※参照)の中にある言葉――リスぺくと(尊重・尊厳)です。
家を終われ、最も貧しい境遇にある人々を守らんとする皆様の献身を。難民に寄り添い、前線で人道支援に従事する者たちに尊厳を。
そして誰よりも、難民に尊厳を。
ありがとうございました。
「緒方貞子――難民支援の現場から」より
※1967年のヒット曲「リスぺクト」。
アメリカの黒人歌手アレサ・フランクリンが歌い、公民権運動の、いわばテーマ曲の一つとなった。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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