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「大昔の宮廷貴族外交交渉の場」とは…

投稿者: silverlining430 投稿日時: 2005/05/19 22:59 投稿番号: [1549 / 1657]
これまた国連関係者が聞いたらあまりにも図星すぎて耳の痛い話かもしれませんね。

実はアセアンさんの仰る意図がしっかり読み取れていない部分がございまして、よろしければもう少しお話いただけるとありがたいです(アセアンさんのBBSでの議論とも関連してくると思われますけど)。

>UNが理想ではなくて現実に拘れば拘る程、UNの限界や
>官僚体制的な組織の脆弱さが露呈してしまって
>どんどん本質的な部分から遠ざかってしまう・・・

というところの「本質的な部分」ということの意味と、

>ですからUNは国際社会の理想の姿だ・・・っといのであれば
>絶対に武力行使を含む強制力は議題にしてはならない
>って言うか、現実に日和っては絶対に駄目なんじゃないか?
>っと思うんですよね・・・・

という部分の「UNは国際社会の理想の姿だ」という意味ですね…。

上の2つのことの意味をお聞きするのはそれなりのワケがありまして。

国連の「本質的な部分」もしくは「国際社会の理想の姿」というお話になりますと、必ずしもアセアンさんが描いているイメージではない「国連(のあるべき将来)像」を描く人が、実はかなりいると思っていまして。

以前、アセアンさんのBBSの方で、国際機構史なる極めてマイナーな学術分野がありまして、そこで国際機構というものがどのように定義されているのかお話したことがありましたが、国際機構史においては、国際機構の発展を、ある種の「世界連邦」の実現に見出す人もいます。

つまり、UNの最終的な理想の姿とは世界政府的な存在になることであると理解している人もいるのではないかということなのです。

実際、国連が創設されることで最も注目されたことの一つは、国連が強制力としての武力行使を発動する集団安全保障体制を憲章で備えたという点でした。国連を「牙を持つ国際機構」と表現した国際機構史の学者もいましたが…。

国連創設当初は
>世界の何とUNは戦っているのか?
との問いに対しては、国境侵犯におよぶ軍事侵攻をした国を、加盟国が集団で、場合によっては軍事的に制裁するという意味でしたし、そこにUNの存在意義を見出す人もいたと思うのです。

けれど、平和は必ずしも国家間戦争が起きないことだけを意味しなくなってきた。

「世界の何と戦うのか」
「何を克服、解決するのか」
――などの問いにはっきりこれだと答えることが難しいのが現状ではないかとも思うのです。

こと国際貢献ということで言えば、それを国連だけでなく、国家が行うにしろ、NGOが行うにしろ、個人が行うにしろ、「世界の何と戦い、何を克服しようとしているのか」といった問い掛けや、問題の根本的な原因をどうしたら取り除けるのかといった、根源的な部分での模索が必要になるけれど、どうしても暗中模索になってしまう。

一方で、例えば議論になっていましたPKOにおける警護任務についても、現業活動の中から出てきた問題意識ですが、現業活動で直面した問題に一つ一つ応えながら、少しずつでも改善の道を探るという方向で、国連であればその本質的な姿といったことを考えていくしかないのではないか――と思うこともあります。
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