形式的には傭兵は存在しない
投稿者: silverlining430 投稿日時: 2005/05/11 17:46 投稿番号: [1469 / 1657]
斎藤さんがイラクで拘束された(かもしれない)事件を受け、一気に傭兵への関心が高まりつつある今日ですが、基本的に、形式的な意味では傭兵は存在しない。
傭兵は国際法上の保護を受けられる主体として認定されていないということがその理由。したがって、普通は斎藤さんが所属している英国のハート社のように、「民間警備会社」と銘打つ。
例外として、同じく斎藤さんがかつて所属していたフランス外国人部隊があるが、これは傭兵というよりもフランスの正規軍。
さらにもう一つの例外に、バチカン市国がスイス警護隊に守られているということがあるが、スイス警護隊は、はっきりいってスイス人傭兵だが、名称は警護隊を用い、形式的には傭兵ではないことになっている。
営利目的であるという意味では、民間警備会社の要員が、伝統的な意味での傭兵に近い存在。が、特殊任務を除けば、実は直接実戦に参加するということはほとんどない。
特殊任務になると途上国の内戦で暗躍し、活躍していることもあるが、イラクの場合は、やはり外敵行為が主目的ではない極めて防衛的な任務であるため、「戦争ビジネス」とは違う。
イラクだけの任務を考えれば、斎藤さんはイラク人武装勢力を掃討しにイラクに行ったわけではないし、そもそも掃討作戦ができる武器が与えられていない。
戦後イラクの一番の悩みの種は電力不足であったわけだが、そんな中、サボタージュのためだけに送電線を破壊したりするおバカなイラク人武装勢力から民生インフラを守ったり、復興資材のロジスティック関係の警護をしていたのだから、それを拘束し殺害するとなると、イラク人武装勢力はイラクのインフラ整備が進むのがよっぽどイヤらしい。
そもそも外国から傭兵的民間警護要員まで招き入れてしまわなければ、インフラ整備一つ進まないイラクという国の状況を生み出す原因をつくっている一部のイラクの人たちのおつむ弱さ加減が問題なわけで。
占領状態に反抗したい気持ちは心情的に理解できるが、それはインフラ整備などの復興事業のジャマをせずにやってくれという感じだ。
これは メッセージ 1467 (silverlining430 さん)への返信です.
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