軍事オペレーションと治安維持任務
投稿者: silverlining430 投稿日時: 2005/05/11 12:15 投稿番号: [1467 / 1657]
今回拘束されたとされる斎藤さんの経歴をめぐる日本メディアの報じ方がよろしくないね。
軍事オペレーションと治安維持における警護任務を混同し、一緒くたにしている。
斎藤さんは確かに傭兵として非常に優秀だったようだ。
が、斎藤さんがイラクでしていたことは害敵行為を主任務とする傭兵ではない。
あくまで「警護任務」であり、それも「平和維持」「平和構築」と概念化される時期において必要とされる治安維持の一環としての「警護任務」でしょ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050510-00000028-kyodo-int
そもそも、治安維持任務は軍隊がやることではない。ところが「平和維持」や「平和構築」とか呼ばれる、元来PKOの軍事要員がやってきた任務は、軍隊に本来警察が行うなうべき活動まで担わせている。
だから、「軍隊と警察の交錯」というテーマは、国際政治学会などのアカデミズムの場でも関心が払われるようになってきているわけでして。とりわけ「平和維持」や「平和構築」が、国連の枠組みで実施されている場合は、国連安保理決議で、国連加盟国の部隊に警察が行うべき任務を負わせることもしばしばなのだから。
けれど、軍隊ではそうした任務に不適切、ないし人員不足でそうした任務に軍事要員を充てることができないとなると
ここに民間の警護要員が割り込んでくる余地があることはあり得ることだし、実際これまでもあった。
報道は、斎藤さんの経歴に関連し、「戦争ビジネス」「戦争屋」という傭兵的側面を際立たせているが、少なくともイラクで斎藤さんがしていた活動は「戦争ビジネス」などではない。
「平和維持」「平和構築」という紛争地の復興、国家再建過程における治安維持任務において、どういう人材が必要なのかという観点が大切なのであり、とくに政府が破綻している地域での活動であるわけなのだから警察が機能していない地域を復興するにはどうしたらいいのか――という視点で、斎藤さんの行っていた活動を評価せにゃならんでしょ。
警察機能が欠如した地域では、警察機能を補完するプレゼンスとして軍隊だけでなく、軍事要員としての経験を持つ高度な民間警護員がいるのは、至極当然なことだっつうの。
そもそもイラクでは、民生インフラを破壊するサボタージュが横行していたわけだし、誘拐事件も多発していたから、イラクで学校に通う子どもたちに警護も必要だった。
また、病院や学校、公共施設や家屋に侵入し、盗み行為を働く人も多かったから、少なくとも病院や学校には警備員を配置する必要があったし、斎藤さんが実際にやっていたような送電線をサボタージュから守るようなこともしなければならない状況だった。
しかし、上のような任務の全てを軍隊に背負わせるのは相当な無理がある。だから、イラクは民間警護会社にとっても、ニーズがある国だったということだ。
民間警護員のサラリーがどうだとか、それなりに危険な任務を行うのだから高額で当たり前でこの点を強調することでメディアは何を伝えたいのだろうか?
重要なのは、イラクのような国における外国人民間警護員の存在意義ってどうなのよ?――という点のはずだ。
政府が破綻している紛争地の復興過程では、いざいというときの武装勢力の掃討作戦が行える軍隊、警察機能を補完する民間警護員のような存在、人道支援や開発援助などを行う文民要員――という大まかだが3タイプあってしかるべきなんだけどね。
軍事オペレーションと治安維持における警護任務を混同し、一緒くたにしている。
斎藤さんは確かに傭兵として非常に優秀だったようだ。
が、斎藤さんがイラクでしていたことは害敵行為を主任務とする傭兵ではない。
あくまで「警護任務」であり、それも「平和維持」「平和構築」と概念化される時期において必要とされる治安維持の一環としての「警護任務」でしょ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050510-00000028-kyodo-int
そもそも、治安維持任務は軍隊がやることではない。ところが「平和維持」や「平和構築」とか呼ばれる、元来PKOの軍事要員がやってきた任務は、軍隊に本来警察が行うなうべき活動まで担わせている。
だから、「軍隊と警察の交錯」というテーマは、国際政治学会などのアカデミズムの場でも関心が払われるようになってきているわけでして。とりわけ「平和維持」や「平和構築」が、国連の枠組みで実施されている場合は、国連安保理決議で、国連加盟国の部隊に警察が行うべき任務を負わせることもしばしばなのだから。
けれど、軍隊ではそうした任務に不適切、ないし人員不足でそうした任務に軍事要員を充てることができないとなると
ここに民間の警護要員が割り込んでくる余地があることはあり得ることだし、実際これまでもあった。
報道は、斎藤さんの経歴に関連し、「戦争ビジネス」「戦争屋」という傭兵的側面を際立たせているが、少なくともイラクで斎藤さんがしていた活動は「戦争ビジネス」などではない。
「平和維持」「平和構築」という紛争地の復興、国家再建過程における治安維持任務において、どういう人材が必要なのかという観点が大切なのであり、とくに政府が破綻している地域での活動であるわけなのだから警察が機能していない地域を復興するにはどうしたらいいのか――という視点で、斎藤さんの行っていた活動を評価せにゃならんでしょ。
警察機能が欠如した地域では、警察機能を補完するプレゼンスとして軍隊だけでなく、軍事要員としての経験を持つ高度な民間警護員がいるのは、至極当然なことだっつうの。
そもそもイラクでは、民生インフラを破壊するサボタージュが横行していたわけだし、誘拐事件も多発していたから、イラクで学校に通う子どもたちに警護も必要だった。
また、病院や学校、公共施設や家屋に侵入し、盗み行為を働く人も多かったから、少なくとも病院や学校には警備員を配置する必要があったし、斎藤さんが実際にやっていたような送電線をサボタージュから守るようなこともしなければならない状況だった。
しかし、上のような任務の全てを軍隊に背負わせるのは相当な無理がある。だから、イラクは民間警護会社にとっても、ニーズがある国だったということだ。
民間警護員のサラリーがどうだとか、それなりに危険な任務を行うのだから高額で当たり前でこの点を強調することでメディアは何を伝えたいのだろうか?
重要なのは、イラクのような国における外国人民間警護員の存在意義ってどうなのよ?――という点のはずだ。
政府が破綻している紛争地の復興過程では、いざいというときの武装勢力の掃討作戦が行える軍隊、警察機能を補完する民間警護員のような存在、人道支援や開発援助などを行う文民要員――という大まかだが3タイプあってしかるべきなんだけどね。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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