ダライ・ラマ雑感
投稿者: katuragi1940 投稿日時: 2005/04/17 15:57 投稿番号: [1324 / 1657]
ダライ・ラマの件はもちろん今回の反日騒動のメインストームではないと思う。
ただ、中国にとって目を逸らしておきたい事のひとつではあるはずだ。
今回の反日のメインは常任理事国問題だし、タイミングとしては韓国の反日の流れに乗ったという面が大きい気がするが、ことさらこのタイミングだったのはダライ・ラマの件があったというのはあながち穿ち過ぎでもないだろう。
中国にとってチベット・ウイグル問題は現実の話であり、現在進行形の植民地、併合問題でもあることを忘れてはならない。
中国にとってこの問題を大きく取り上げられることは第3世界の代弁者を自認し、アジア唯一の常任理事国のステイタスに棘のように刺さっているはずだ。
小泉首相に確固たる外交方針があるのかは判らないが、ここ数年の日本外交は外圧に対して折れるばかりではなくなっている。
特に中韓に対しては及び腰ながらも今までよりも踏み込んだ対応をしているように見える。
それは日本全体の保守化とは無関係ではないだろうが、中国の国力がここまで大きくなってきた状況で、安易な妥協による現状打開は将来の禍根を残すということだろう。日本の国益を考えた時そろそろ失うものの大きさが目に付き始めたと見るべきだ。
通商問題にしても、歴史問題は打ち出の小槌なので手を変え品を変えて問題に出来る。
譲歩する限り終わりはないから通商条件を小出しに中国有利に変えてゆくことも可能だ。
貿易額が大きくなっているだけに本来中国自体も困るはずだが、歴史カードの存在によって中国としてはいくらでも緩和する手段があることになってしまう。
今まではなんだかんだと言って日本が譲歩してもその損失はさほど大きいものではなかったが、今回譲歩することはこれからのアジアにおける力関係において完全に中国のリーダーシップを認めることにつながるだろう。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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