イラク戦争

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

「ウズベキスタン」民族・歴史・国家①

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/08/16 22:23 投稿番号: [4779 / 5091]
  「ウズベキスタン」民族・歴史・国家(高橋巌根)創土社

  ソ連崩壊は、新たにイスラームという主役を国際社会に登場させた。
しかし、中央アジア諸国を単純にイスラーム圏とすることは疑問だ。
中央アジアにおけるソ連支配は70年余に及び、
ソ連時代との連続性という視点が軽視されていると著者は述べる。

ソ連・カザフではIMF勧告に基く、ショック療法が行われたが、
ウズベクでは実施しなかった。その為、旧体制が温存された。

  農業分野では、コルホーズが名前を変えて存続
企業の民営化は、株式のごく一部でも非国有となれば、非国有化が進展とされ、
実質は緩やかなペースで進展

2002年5月以降、メディアに対する公的検閲組織は廃止された。
しかし、実質的には内々に警告を与える形が一般化
サマルカンド、ブハラという文化的遺産を多く有している

ペルシャ語(タジク語)とチュルク系のウズベク語とのバイリンガル
ペルシャ系文化とチュルク系文化との共存
タジクとウズベク地域の特徴

ロシア革命後の、国家先行型の上からの民族国家形成

旧ソ連圏では、平等化という建前がそれなりに実施され、ソ連の西部の富が、
遅れた中央アジアにもたらされた。
(1966年タシケントに中央アジア初の地下鉄開通)

「コルホーズにおいてもイスラームにおいても、親族関係の維持という点が
  重大な要素となっていた」
1930年代のスターリンによる大粛清の結果、都市インテリ層が抹殺され、
党幹部の社会的基盤を都市から農村へと移行する。
「コルホーズ内での親族グループの形成とあいまって、
  党幹部と農村の親族が強い社会的関係によって結ばれる」

・フェルガナ・クラン
・サマルカンド・クラン
・タシケント・クラン
  三大クランの勢力争い
  クラン最上層部においてはお互いに婚姻関係によって結ばれていた。

ウズベキスタンはソ連の分業体制内では、綿花生産に特化していた
ソ連全体の綿花生産の六割(世界第三位の米に匹敵する生産量)
綿花の作付面積は農耕地の七割以上(農耕地は国土面積の一割)
ソ連中央による過酷な収奪への対抗策として大掛かりで組織的な汚職
「綿花事件」1983年〜
党中央委員会の九割を更迭、数千人に処罰

  <イスラーム勢力>
・アフガニスタンへの攻撃後、過激派は勢力を失う
・イスラーム解放党は穏健派に転じ、平和手的手段での改革に転換
  都市知識人層を中心に数万人規模の党員
ビラ「夜の書」を夜間に投函

  <政府のイスラーム対策>
・イデオロギー対策としては、地域的伝統(スーフィズム等)を強調
  イスラーム以前の古代宗教(特にゾロアスター教)を
  ティムールを国家的英雄として国民統合のシンボル化
・行政的対策としては、ムッラー(宗教指導者)として活動するには、
  国家が定める特定の場所での研修修了証書が必要
  マハッラ(街区共同体)の長ライスには、定期的に地区役所との連絡義務
  巡礼にも人物照会

<親族構造によって細分化された内部>と
<社会主義的である非民族主義的な外部>との
両者の接点が、党指導部
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)