「終わらぬ「民族浄化」セルビア」①
投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/06/22 02:08 投稿番号: [4716 / 5091]
「終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ」木村元彦(集英社新書)
「国連安保理決議を迂回して行われた軍事攻撃はイラクではなく
このユーゴで最初に行われたのだ」と著者は言う。
そうなのだ、1999年、国連安保理決議なしで、宣戦布告もなく、
ユーゴ空爆が行われた。
ミロシェビッチ政権による民族浄化から、コソボのアルバニア系住民を守る
という口実で、「人道的介入」という名の下に空爆が行われた。
「ベルリン・天使の詩」の脚本を書いた現代ドイツを代表する文学者ペーター・
ハントケは、孤立無援の中、ユーゴ空爆を「一国に対する世界戦争」だと
糾弾した。(「空爆下のユーゴスラビアで」同学社)
確かに、空爆前から、相互の衝突による死傷者が出ていた。
これは事実である。
セルビア側からの蛮行があったのも事実である。
しかし、被害が質的にも量的にも飛躍的に増大したのは、
実は、空爆開始後なのだ。
空爆開始に激昂したセルビア民兵による、アルバニア系住民宅への放火、
殺人、追い出しにより90万人もの難民が生み出された。
しかし、78日間に及ぶ空爆後、コソボのセルビア人20万人が難民となって、
セルビア本国へと流入した。
コソボに残ったセルビア人3000人が誘拐・拉致され、1500人の遺体が
確認されている。
UNMIK(国連コソボ暫定統治機構)とKFOR(コソボ治安維持部隊)の
統治下にあるにもかかわらずである。
数々の証拠と共に、国際機関に何度も訴えているが、犯人は一人として
検挙されない。
KLA(コソボ解放軍)は、NATO部隊と共に、旧ユーゴ連邦軍と戦った後、
そのままコソボの警察などの公的機関の要職に就いているのだから
当然の結果だろう。
KLAは、その後、隣国マケドニアに軍事侵攻し、支配領域を拡大している。
セルビア本国へもジワジワと侵攻しつつある。
コソボは、「世界で一番親米的なイスラム教徒のいる地域」だ。
アルカイダ、タリバンなど、米が育て、支援した組織が、その後、
米を標的にする。
KLAもまたそうならないという保証は全くない。
いや、もう既にその兆候は現れ始めている。
コソボでは、「コソボのガンジー」と呼ばれたルゴバの非暴力直接行動という
穏健路線が主流だった。
KLAは極少数の武装組織にしか過ぎなかった。
アルカイダはKLAにムジャヒディンを送り込み、米国は、KLAをテロ組織と認定し
KLAと戦う用意があると発言していた。
KLAはセルビア警官や民間人、更には穏健派のアルバニア系住民までをも
テロの標的とした。
麻薬、売春、武器売買では、セルビアとアルバニアのマフィアは協調している
そうだ。皮肉なもんだ。
現職内務省の警視正がマフィアのボスを兼務するなど、セルビア政治の腐敗、
暗部も厳然と持続している。
「国連安保理決議を迂回して行われた軍事攻撃はイラクではなく
このユーゴで最初に行われたのだ」と著者は言う。
そうなのだ、1999年、国連安保理決議なしで、宣戦布告もなく、
ユーゴ空爆が行われた。
ミロシェビッチ政権による民族浄化から、コソボのアルバニア系住民を守る
という口実で、「人道的介入」という名の下に空爆が行われた。
「ベルリン・天使の詩」の脚本を書いた現代ドイツを代表する文学者ペーター・
ハントケは、孤立無援の中、ユーゴ空爆を「一国に対する世界戦争」だと
糾弾した。(「空爆下のユーゴスラビアで」同学社)
確かに、空爆前から、相互の衝突による死傷者が出ていた。
これは事実である。
セルビア側からの蛮行があったのも事実である。
しかし、被害が質的にも量的にも飛躍的に増大したのは、
実は、空爆開始後なのだ。
空爆開始に激昂したセルビア民兵による、アルバニア系住民宅への放火、
殺人、追い出しにより90万人もの難民が生み出された。
しかし、78日間に及ぶ空爆後、コソボのセルビア人20万人が難民となって、
セルビア本国へと流入した。
コソボに残ったセルビア人3000人が誘拐・拉致され、1500人の遺体が
確認されている。
UNMIK(国連コソボ暫定統治機構)とKFOR(コソボ治安維持部隊)の
統治下にあるにもかかわらずである。
数々の証拠と共に、国際機関に何度も訴えているが、犯人は一人として
検挙されない。
KLA(コソボ解放軍)は、NATO部隊と共に、旧ユーゴ連邦軍と戦った後、
そのままコソボの警察などの公的機関の要職に就いているのだから
当然の結果だろう。
KLAは、その後、隣国マケドニアに軍事侵攻し、支配領域を拡大している。
セルビア本国へもジワジワと侵攻しつつある。
コソボは、「世界で一番親米的なイスラム教徒のいる地域」だ。
アルカイダ、タリバンなど、米が育て、支援した組織が、その後、
米を標的にする。
KLAもまたそうならないという保証は全くない。
いや、もう既にその兆候は現れ始めている。
コソボでは、「コソボのガンジー」と呼ばれたルゴバの非暴力直接行動という
穏健路線が主流だった。
KLAは極少数の武装組織にしか過ぎなかった。
アルカイダはKLAにムジャヒディンを送り込み、米国は、KLAをテロ組織と認定し
KLAと戦う用意があると発言していた。
KLAはセルビア警官や民間人、更には穏健派のアルバニア系住民までをも
テロの標的とした。
麻薬、売春、武器売買では、セルビアとアルバニアのマフィアは協調している
そうだ。皮肉なもんだ。
現職内務省の警視正がマフィアのボスを兼務するなど、セルビア政治の腐敗、
暗部も厳然と持続している。
これは メッセージ 4715 (imonoyamashotengai さん)への返信です.
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