イラク戦争

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雑感3

投稿者: dejimodenuite2980 投稿日時: 2005/06/14 02:36 投稿番号: [4708 / 5091]
またまた遅いレスで申しわけありません。
imonoyamaさん、今晩は。

もう読まれておられるとおもいますが、今月号の論座誌上にレスリー・ゲルプという米外交問題評議会名誉会長のイラク訪問のインタビューが掲載されています。
記事によればゲルプは現地において広範囲に各層のイラクの人々に聞き取りをし、意見交換を交わしたとのことです。

そこで言われていることは、イラク人の大多数はテロの横行を憎んでおり、彼ら(イラク人)の要請に応え得る信頼に足る政権が構築されればテロや武装勢力は正当性を失い能力を大きく損なうだろうということ。
一方では中部に於けるスンニ派の多い地域での頻発するテロや米軍への攻撃の根本については米軍もイラク軍や警察も確実な情報を持っておらず、容疑者や武器、資金の没収など幾度か試みてもまたすぐどこからか調達され行き渡ってしまっていること。
物理的な対応ではもはや限界があり、米軍は後手に回らざるを得ない状況であること。

スンニ派の政権参加については、シーア派やクルド側などがどれだけ譲歩できるか、または指摘されておられるように、キルクークの大油田地帯をクルド側に組み込まれればたいした石油資源もない中部スンニ派地域は石油収入の恩恵から外れ、将来の見通しが立てられないこと。南部の油田地帯は言うに及ばず、どうやら旧政権の庇護を受けてきた側の利益の分配への不満と占領への反駁がスンニ派がなかなか統一した見解を出せない一因であるこちは間違いはなさそうです。
スンニの法学者たちはアメリカに対する抵抗を認めています。市民への攻撃は断罪していますが、テロやレジスタンスの攻撃が混在している状況ではどちらかを区別して非難したり少なからず共感するなどというのは無意味なことなのかもしれませんね。
さて仮に新生イラク国家が生まれ憲法の創案になった場合、シーア派の多くが望むであろうシャーリアを反映させた憲法による統治を求めるのであれば、世俗体制の中で宗教の寛容性に慣れたバグダッドなどの市民にとっては(一般のスンニ派にとっては)堅苦しいものになるでしょうし、一番の問題は何より厳格で排他的な法理解を持つワッハーブ派の総本山サウジの動向です。
イラクでシーア派住民にたいしてテロを行っているのはワッハーブのスンナたちだといわれていますが、憲法の創案の中身を巡って揺れに揺れるかもしれません。
とはいえ、もはや後戻りはできません。
占領を終わらせる為の方策を合法的に画策するか、物理的抵抗で追い立てるか、この選択は今のところは両様成り立つということなのだろうと思います。
仕方のない事なのだろうけれども。
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