イラク戦争

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テロリズムという呪縛からの解放

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/02/05 01:25 投稿番号: [4555 / 5091]
  今晩は、はじめまして、silverlining430 さん。


  私は、イスラム教についての知識が皆無ですので、貴方のように高いレベルで
議論できないのが残念です。


>試みが普及し、大きな潮流の動きとなればよいのではないかと僕も期待を
>抱きます。
>この動きがイスラム世界において、一つの大きなムーブメントになることを
>願って止みません。

  そうですね。私も期待します。

  私は、テロリズムを否定します。
否定されねばならないものと心底考えています。
ただ、テロを軍事力によって否定しても、更にテロの拡大を招いているという
冷厳な現実も認めねばなりません。

  こういう<宗教的教義>のレベルで、テロリズムという呪縛から解放されるの
なら、これほど素晴らしいことはありません。

  私はかなり期待しますが、しかし、過大な期待もしません。

  やはり、<テロと貧困の相関関係>という社会・経済的地盤があります。

  もちろん、貧困が必ずテロを生むわけではないのですが、
貧困がテロの温床になっていることもまた、現実だと考えています。

  イラクやチェチェンでは、武装集団が貧困層をリクルートするということが、
公然と行われています。


  また、<アラブ社会での社会的意識>というレベルの問題もあると思って
います。
  例えば、アラブ社会では、新聞にほぼ毎日のようにパレスチナ情勢が載って
いるそうです。
  今では、イラク情勢も同様なのでしょうね。
同じイスラム教徒で、更に同じアラブ民族なのですから、当然関心が高いので
しょうね。

  アラブの政府レベルでは違うようですが、一般市民レベルでは、やはり反米
感情が高いようですね。
  その反米感情を生み出している<現実社会での基礎>があると思うのです。

  パレスチナやイラク情勢の報道、親類・縁者・知人からの情報等々などです。


・宗教教義そのもののレベルでの思想闘争
・貧困を改善していくという経済改革
・社会意識を改善してくために、
  現実社会を改善していく政治改革
  ・パレスチナでの和平の進展
  ・イラクでの和平の進展

  様々なレベルでの改善が同時平行的に進展されなければ、効果は現れては
こないのでしょうね。


>イスラム教には、ユダヤ教やキリスト教との対抗関係の中で形成された中核的
>な教義として、先行宗教に対する敵意を示す部分すらあります。
>イスラム教のこの部分を根拠に、「軍事的・価値体系的にキリスト教がイスラ
>ム社会に優越し、世界を支配している」という現状に対する問題意識が生じ、
>その打倒・攻撃を訴える排他的解釈を行うことも可能です。

  歴史形成過程上、そのようですね。


>さらに、イスラム教――特にスンニ派がそうですが――の場合、平和的な解釈
>と戦闘的な解釈のどちらが正統であるのかを権威的に裁定できる機関なり立場
>なりが存在しないので、アラブ諸国は、イスラム教の正統な解釈は何であるか
>について、曖昧なままにし続けていますし、宗教指導者による判断も非常に
>アド・ホックです。
>結局、イスラム教の平和的な解釈と戦闘的な解釈のどちらをより多くの信者が
>支持するのかということが決め手になってくるかと思われます。

  宗教指導者の社会的役割というのも、かなり大きいようですね。
  シスターニ師は、ホメイニ氏のような社会的政治参加の対極にあり、政治的
静謐主義のようなので、イスラム原理主義過激派を抑える側だと思います。

  しかし、レバノンのイスラム教宗教指導者は、自爆テロを、殉教として、
認めてしまいました。
  本来、イスラム教では、自殺は否定されているのですが、自爆テロを宗教指導
者が肯定してしまったわけですね。
  まあ、そういう究極的な闘争形態を認めざるを得ないほどまでの状況に
追い詰められていたとも言えなくはないのかもしれませんが。
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