「チェチェン軍事侵攻から10年」②NHKBS
投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2004/12/25 01:10 投稿番号: [4043 / 5091]
<独立派の中で、何故、穏健派ではなく、過激派が力を伸ばしているのか?>
「一つは、独立派とは投降を求めるのみで一切の交渉はしないという強硬方針を
採ったことが、逆に独立派の中でバサーエフら過激なグループの力を強めた。
もう一つは、イスラム原理主義が若者の間で今の体制に対する抗議を支える
イデオロギーとして、この地域では浸透している。
北コーカサス全体はロシアの中でも、とりわけ貧富の差が激しく、不公平な、
そして、全体として発展から取り残された貧しい社会となっています。
その中で、過激なイスラム原理主義グループは、イスラム法に基づく平等とい
う、たとえそれが嘘であったとしても、言わば、世直しを訴えている。
一定の若者がそのイデオロギーに惹きつけられるのは、社会的な背景と理由が
あります。
例えば、イスラム原理主義の政党や団体の存在が認められているのなら、権力
側と緊張関係を保ちながらも社会的な不満を吸い上げる野党として存在する
ことができるでしょう。その方がむしろ社会的には安定するかもしれません。
しかしロシアの北コーカサスにおいては、イスラム原理主義というだけで、
弾圧の対象となり、それがますます過激な武装闘争に走らせ、バサーエフの
支持者を増やすという悪循環になっている」
グローズヌイ大学、構内は一万人以上の学生が通う。
「チェチェンでは若者であることは、それ自体で危険を伴います。
テロリストと疑われる危険、テロに遭遇する危険。
午後になると、暗くなる前に学生は家に戻ります」
クラスでは、ロシアのテレビであたかもチェチェンの少女達が全て自爆テロの
志願者であるかの如く伝えられていることが話し合われていました。
ある女子大生は、
「ロシアのテレビで見る西側の暮らしはやはり魅力的です。
しかし、私達は自分達の習慣や伝統を守っていきます」
「今、自分達が毎日強くなっていると感じます」
今回の番組で、私はいくつかショックを受けました。
①ベスランの学校占拠事件にバサーエフが関与していたことを、自ら実写映像で
証明したということ。
②現在チェチェンで戦っているのは、実はチェチェン人どうしだということ。
(まあロシア軍もいるのですが、チェチェン人どうしも多いのでしょうね)
③大学で一万人もの学生が学んでいることに少し安心しました。
次代を担う若者の教育が壊滅状態だと思っていましたから。そうではなくて
良かったです。ただし、小中高教育がどうなっているのかは分かりません。
しかも、教育は親ロシア派のみに可能なんでしょうね。
マスハードフは、バサーエフと決別し、本意ではないでしょうが、ロシアに
投降し、即時停戦するというのが、現状では最もベターな選択なような気がして
きました。
独立の大義は、しばらく我慢して、体制を建て直し、民族の再建を果たし、
経済力を回復してからでないと、独立なんていっても、空論のような気がします。
ただ、マスハードフだけが投降しても余り意味はなく、バサーエフ等、特に
イスラム原理主義過激派を停戦させることができるかどうかは難しいでしょうね。
チェチェンの対立は、多面、宗派対立でもあります。
従来のスーフィズムと原理主義の対立という面も持っています。
イラクでも、従来の宗派と原理主義の台頭、対立という要素があります。
イラクの高失業率の中で、原理主義は、不公平への告発、平等への希求という
要素もまた持っているのでしょうね。
イスラムの教えの根本に<弱者救済><喜捨>というものが入っていますからね。
「一つは、独立派とは投降を求めるのみで一切の交渉はしないという強硬方針を
採ったことが、逆に独立派の中でバサーエフら過激なグループの力を強めた。
もう一つは、イスラム原理主義が若者の間で今の体制に対する抗議を支える
イデオロギーとして、この地域では浸透している。
北コーカサス全体はロシアの中でも、とりわけ貧富の差が激しく、不公平な、
そして、全体として発展から取り残された貧しい社会となっています。
その中で、過激なイスラム原理主義グループは、イスラム法に基づく平等とい
う、たとえそれが嘘であったとしても、言わば、世直しを訴えている。
一定の若者がそのイデオロギーに惹きつけられるのは、社会的な背景と理由が
あります。
例えば、イスラム原理主義の政党や団体の存在が認められているのなら、権力
側と緊張関係を保ちながらも社会的な不満を吸い上げる野党として存在する
ことができるでしょう。その方がむしろ社会的には安定するかもしれません。
しかしロシアの北コーカサスにおいては、イスラム原理主義というだけで、
弾圧の対象となり、それがますます過激な武装闘争に走らせ、バサーエフの
支持者を増やすという悪循環になっている」
グローズヌイ大学、構内は一万人以上の学生が通う。
「チェチェンでは若者であることは、それ自体で危険を伴います。
テロリストと疑われる危険、テロに遭遇する危険。
午後になると、暗くなる前に学生は家に戻ります」
クラスでは、ロシアのテレビであたかもチェチェンの少女達が全て自爆テロの
志願者であるかの如く伝えられていることが話し合われていました。
ある女子大生は、
「ロシアのテレビで見る西側の暮らしはやはり魅力的です。
しかし、私達は自分達の習慣や伝統を守っていきます」
「今、自分達が毎日強くなっていると感じます」
今回の番組で、私はいくつかショックを受けました。
①ベスランの学校占拠事件にバサーエフが関与していたことを、自ら実写映像で
証明したということ。
②現在チェチェンで戦っているのは、実はチェチェン人どうしだということ。
(まあロシア軍もいるのですが、チェチェン人どうしも多いのでしょうね)
③大学で一万人もの学生が学んでいることに少し安心しました。
次代を担う若者の教育が壊滅状態だと思っていましたから。そうではなくて
良かったです。ただし、小中高教育がどうなっているのかは分かりません。
しかも、教育は親ロシア派のみに可能なんでしょうね。
マスハードフは、バサーエフと決別し、本意ではないでしょうが、ロシアに
投降し、即時停戦するというのが、現状では最もベターな選択なような気がして
きました。
独立の大義は、しばらく我慢して、体制を建て直し、民族の再建を果たし、
経済力を回復してからでないと、独立なんていっても、空論のような気がします。
ただ、マスハードフだけが投降しても余り意味はなく、バサーエフ等、特に
イスラム原理主義過激派を停戦させることができるかどうかは難しいでしょうね。
チェチェンの対立は、多面、宗派対立でもあります。
従来のスーフィズムと原理主義の対立という面も持っています。
イラクでも、従来の宗派と原理主義の台頭、対立という要素があります。
イラクの高失業率の中で、原理主義は、不公平への告発、平等への希求という
要素もまた持っているのでしょうね。
イスラムの教えの根本に<弱者救済><喜捨>というものが入っていますからね。
これは メッセージ 4042 (imonoyamashotengai さん)への返信です.
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