イラク戦争

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自家発電と演繹法

投稿者: welcome2thecivilization 投稿日時: 2004/12/02 21:34 投稿番号: [3409 / 5091]
帰納法と演繹法で政策を分類するという発想は、私には新鮮に思えました。でも、ほとんどの理論は演繹と帰納を組み合わせていますから一概にどちらとはいえませんが、

>「護憲」は、①でしょう。憲法改正論は、②でしょう。
(一国平和主義ではない)「平和国家」建設を『理想』(進むべき道)とした場合は、の話ですが。


どちらかといえば①と②は実質は逆じゃありませんか?特に後者は「平和国家」建設を『理想』としてるとは思えない意見が多いですからね。
過去の反省や仏教的発想から平和憲法護持こそが日本のレゾンテートルだという意見は帰納法的。
国防上の対処をシミュレートして改憲しなければならないという意見は演繹法的。

でも今回の護憲・改憲論争は、私にはどちらでも(どちらかですら)ないことそこが最大の問題だと思います。

前者は帰納すべき日本の不戦〜平和がアメリカとの同盟によって保たれていたに過ぎない面を忘れているし、
後者は実のところ「中共の脅威」などという感情論が根拠だったり、アメリカからの独立を念頭に置いたもの、それとは逆にアメリカとの同盟維持ありき(これは確かに帰納法)それ以上は思考停止で現状では都合が悪いので変えようとしているだけ……と演繹するための原理や前提事実がバラバラ、という具合です。

>私は、現行憲法に必ずしも反対ではないですが、今の様に、違憲スレスレで自衛隊を動かすことや、政府の「無理のある」憲法解釈を許してしまっては、結局、憲法そのものが「ないがしろ」にされてしまい、かえって危険である。と考えています。

都合が悪くなる度に解釈をいじったり条文を加えたりしてたら、なし崩しに憲法理念そのものが有名無実化していく(っていうか、もうしているけど)ことは目に見えてますもんね(←演繹法)。
どうも日本人の話し合いというのは、「支持か・不支持か」とか「改憲か・護憲か」などと、いきなり二者択一になって(何故そうなるかというと、いつも土壇場で話し合うから)しまうんです。
「憲法改正論議」についていえば、本当は、平和(交渉)外交・不戦路線で行くのか、武装して独自の外交カードを持つ方向で行くのか、まず「国のあり方」に対する意見の統一(一致ではありません)をみてから、初めて「ならば①憲法はこう改正して、同時に②それをアジア各国に納得させるにはこういう外交政策が必要で…」っていう話になり、「では③現在の中東の戦況と④アメリカの情勢を分析し…」といったように、1本の筋の通った国策ができるのです。「国のあり方」の確認なしに①〜④がバラバラに話し合われても、それは理念のない、無難なだけの回答の寄せ集めにしかなりませんね。

その点でいえば、ネオコンの政策にははっきりとした(良いか悪いかは別として)理念があったので、戦略を持ってアメリカを動かすことができたのです。ホッブス的な世界観(自然状態とは戦争状態であり、平和状態には国家の主権が必要)で敢えて「勝ち組・負け組」を容認する社会を作ればルサンチマンが高まってテロが起きる、それがますますアメリカの存在意義を強固にする、というマッチポンプは…………
………と書きかけて、私は思わず笑い出してしまいました。

マッチポンプこそ、究極の演繹法的政策じゃないですか!
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