ファルージャ攻防 (上)
投稿者: jpchauvinist 投稿日時: 2004/11/10 18:29 投稿番号: [1905 / 5091]
実際に展開されているファルージャの攻防はどのようなものになるだろうか。
推測する手がかりになる材料は03年3月の開戦から現在に至るまでのイラク情勢を振り返るのが相応しい。
開戦からフセイン政権崩壊までの約3週間、苦戦を予想するマスコミとは裏腹に圧倒的な機動力と情報力でバクタットの市街を駆け抜けフセイン像をなぎ倒した。この勝因はイラク軍の指揮系統を精密誘導兵器で寸断しながら地上部隊をイラク軍の防衛体制が整う前に進攻させたことに由来する。
湾岸戦争は40日近く空爆を行った後に、大量の地上部隊を推し進めた。湾岸戦争とイラク攻撃との違いは消耗戦と麻痺戦の違いである。例えるとボクシングと居合い抜きだろうか。
ピンポイント攻撃で話題になった湾岸戦争も精密誘導兵器の使用率は9%だったのに対し、イラク攻撃では90%を使用した。一方、兵力の数は湾岸時の50万人から半数の25万人に削減された。
これらは情報技術を軍事力に応用させることによって成せる業だがこの戦法を強く推薦したのはラムズフェルド国防長官で、湾岸戦争のように圧倒的な兵力の投入を推薦したのはパウエル国務長官だった。双方の戦法は対立するものというよりはどちらにウェイトを置くかの違いと言えよう。
この情報技術を多用した麻痺戦はフセイン政権打倒には十分だったがイラク再建を阻むゲリラ戦では優位ではなかった。
政権崩壊後のアメリカ軍の立場は攻撃する側から防御する側に移行し、情報技術を多用する戦法はその力を発揮する事は困難だった。イラクの正規兵が正面から襲ってくるのではなく、平時から暴動、暴動から戦闘のグラデーションをゲリラ側の自在にコントロールすることが出来るからである。
使用された武器も戦車ではなく自動小銃やロケット弾・迫撃砲などの小火器、路肩爆弾や自動車に爆弾を搭載した自爆攻撃だった。
このゲリラ攻撃により開戦時の大規模戦闘よりもアメリカ軍側の死者は上回り、ついに戦死した兵の数は1000人を切った。また戦闘とテロによる被害を受けた一般大衆も非難をアメリカ側に向け、国内外の世論の圧力はイラク戦争の是非を二分する様相を見せた。
湾岸戦争から学んでいたのはアメリカ軍だけではなかった。今回のファルージャでの戦闘はアメリカ軍・ゲリラ双方がイラク攻撃開戦から現在に至るまでに採用した戦法の集大成を発揮すると予想される。
推測する手がかりになる材料は03年3月の開戦から現在に至るまでのイラク情勢を振り返るのが相応しい。
開戦からフセイン政権崩壊までの約3週間、苦戦を予想するマスコミとは裏腹に圧倒的な機動力と情報力でバクタットの市街を駆け抜けフセイン像をなぎ倒した。この勝因はイラク軍の指揮系統を精密誘導兵器で寸断しながら地上部隊をイラク軍の防衛体制が整う前に進攻させたことに由来する。
湾岸戦争は40日近く空爆を行った後に、大量の地上部隊を推し進めた。湾岸戦争とイラク攻撃との違いは消耗戦と麻痺戦の違いである。例えるとボクシングと居合い抜きだろうか。
ピンポイント攻撃で話題になった湾岸戦争も精密誘導兵器の使用率は9%だったのに対し、イラク攻撃では90%を使用した。一方、兵力の数は湾岸時の50万人から半数の25万人に削減された。
これらは情報技術を軍事力に応用させることによって成せる業だがこの戦法を強く推薦したのはラムズフェルド国防長官で、湾岸戦争のように圧倒的な兵力の投入を推薦したのはパウエル国務長官だった。双方の戦法は対立するものというよりはどちらにウェイトを置くかの違いと言えよう。
この情報技術を多用した麻痺戦はフセイン政権打倒には十分だったがイラク再建を阻むゲリラ戦では優位ではなかった。
政権崩壊後のアメリカ軍の立場は攻撃する側から防御する側に移行し、情報技術を多用する戦法はその力を発揮する事は困難だった。イラクの正規兵が正面から襲ってくるのではなく、平時から暴動、暴動から戦闘のグラデーションをゲリラ側の自在にコントロールすることが出来るからである。
使用された武器も戦車ではなく自動小銃やロケット弾・迫撃砲などの小火器、路肩爆弾や自動車に爆弾を搭載した自爆攻撃だった。
このゲリラ攻撃により開戦時の大規模戦闘よりもアメリカ軍側の死者は上回り、ついに戦死した兵の数は1000人を切った。また戦闘とテロによる被害を受けた一般大衆も非難をアメリカ側に向け、国内外の世論の圧力はイラク戦争の是非を二分する様相を見せた。
湾岸戦争から学んでいたのはアメリカ軍だけではなかった。今回のファルージャでの戦闘はアメリカ軍・ゲリラ双方がイラク攻撃開戦から現在に至るまでに採用した戦法の集大成を発揮すると予想される。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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