イラク戦争

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「バグダッド・バーニング」(その1)

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2004/07/14 20:23 投稿番号: [1616 / 5091]
  「バグダッド・バーニング」(出版:アートン)1500円+税

  筆者はバグダッド在住、24歳の女性、コンピューター会社に勤務していた。
  現在は失業中。
  ネット上でブログを公開中。http://riverbendblog.blogspot.com/
  日本語に翻訳したサイト:
  http://www.geocities.jp/riverbendblog/riverbendblog5.html

  本書は2003年8月から2004年5月までを収録。

  女性の立場から、米軍とイスラム原理主義の双方を告発している書だと思う。

  女性の立場ならではの観察も多い。イスラム原理主義の台頭による女性の政治
的・経済的立場の後退に対する危機感も強い。
  現在のイラクでは女性は外出するのさえ、家族の同意、誰が同行するか等々、
様々な制約がある。

「戦争前、バグダッドの女性の約55%がヒジャーブ(スカーフ)を被っていた
  。以前はヒジャーブを被るかどうかは個人の自由だった。男性は娘や妻や姉妹
  にヒジャーブを被せている。抑圧するためでなく、守るために。」(8/23)
「ヒジャーブの目的は、女性をセクシャルハラスメントから守ることだ。一種の
  セーフガードとしての働きがある」(10/1)
「イラクでは男女同一賃金だった。」(8/24)
「占領開始以来、バグダッドだけで400人の女性が誘拐された。この数字は
  報告されたものだけだ/。たいていの家族は誘拐を米軍に届けない。無駄だと
  知っているからだ」(8/29)
「誤解しないでほしい。クルアーンとムハンマドによる原姿のイスラム法は、
  女性に永久かつ固有の確たる権利を認めている」
「イラク憲法の下で男性と女性は平等。世俗法であるこれまでの家族法の下では
  、女性は離婚権、結婚権、相続権、親権、離婚扶養料取得権を持っていた」
(2004/1/15)


イスラム原理主義団体といっても、数多くの団体がある。
反米武装闘争も行っているが、同時に強盗・略奪も行っていると訴えている。
・4月から6月にかけてチャラビのINCの民兵が車を『押収』し、転売
「イスラム国家・イスラム原理主義に回帰している。原因は恐怖心と失業のため
  。失業率65%のイラクで、イスラム原理主義グループは『支持』と引き換え
  に、『賃金』を支払ってくれるからだ。『支持』とは、投票、爆破、押収、誘
  拐、乗っ取り、、、を意味する。」(8/23)
「南部のシーア派はイラン戦争で何十万という犠牲者を出した。SCIRI=
  ハキームとバドル旅団を激しく憎む人々がいる」(8/29)
「ハキームがイランから帰国して以来、彼に敵対するようになった地位の高い
  SCIRIメンバーが大勢いるという」(8/30)
「2日前、バグダッドのベリディヤート地区で、バドル旅団によって女性の校長
  が2人、”処刑”された。」(9/9)
「試験中の学校にサドル派やハキーム派などの過激派が侵入して、”サーフィラ
  ート”(ヒジャーブを被っていない女性のこと)を試験会場からつまみ出し、
  脅している」(9/16)
「誘拐の黒幕は誰なのか。多くはサドルのところのならず者かSCIRIの暴力
  団の仕業」
「サドルは南部およびバグダッドを震撼させている。彼は恐ろしい。中流以上の
  イラク人の大多数が非宗教的な政府を望んでいる一方、サドルは南部の失業中
  の人たちやバグダッドのスラム街の人たちなどの貧困層の共感を得ているよう
  に思える」(10/25)
「イラクの人々は自分たちがアフガニスタンのようになるのではないかと恐れて
  いる。現在CPAがいちゃついている原理主義グループがイラクのタリバンだ
  からだ」(10/29)

  私は、サドル派には反米武装闘争=レジスタンスという側面も確かにあると
思うのだが、筆者は、サドル派の無法ぶり、抑圧者、特に女性への抑圧者という
側面を訴えている。彼らは『イラクのタリバン』だと。
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