イラク戦争

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「世界を動かす石油戦略」(ちくま新書)②

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2004/05/04 07:51 投稿番号: [117 / 5091]
  <第三章>さらに不安定化する中東
・サウジの将来に不安要素があるので投資意欲の減退した国際石油会社
・9.11以降のパレスチナ情勢等に関する国民感情を背景に欧米に歩み寄り難い
  サウジ。
  この両者の妥協が困難になりつつある
・中東原油のマージナル化:中東での油田開発投資停滞
  国際石油会社は石油天然ガスの宝庫たるイラン・サウジに強烈な投資意欲が
  数年前には確かにあった。しかし、現在はイラクで親米政権に変われば、こち
  らの方が美味しそうな石油利権が取れるだろうから、ここで無理をしてイラン
  やサウジに投資する必要はないと考えている。
・サウジ国内状況:人口増加が著しく、失業率が上がっている
・9.11被害者からサウジ王族への損害賠償訴訟
・今後、ロシア、カスピ海、西アフリカでの石油増産が予想されるが、そうなる
  と、サウジにとっては、石油価格は下落するか、減産するか、いずれにしても
  石油収入減少。国家体制は脆弱・不安定化。

・日本では、テロは貧困が招くという議論が多いが、そういう要因もあるが、
  むしろ、実際のテロ実行犯をよくみると、ほとんどが裕福な家庭の出身であり
  、最高度の教育を受けた者の方が多い。裕福で教育があり、欧米の実態をよく
  知っているがために、テロ組織へと向かうとも言える。


  <第四章>大きな攪乱要因、中国
・世界第七位の大産油国中国、石油輸出国から輸入国へ
・国際石油市場における需要側の台風の目
・新疆ウイグル自治区のタリム油田が、予想より埋蔵量が少なかった。
  これが中国の長期的石油戦略の見直しへ
・新規油田開発:渤海
・米国に対する政治的フリーハンドを保つために、海軍力を増強して独自のシー
  レーン防衛を果たそうとしたり、排他的輸送ルートを確保しようとする可能性
・中東原油をミャンマーに陸揚げし、陸路パイプライン構想
・中国は石油備蓄を持たず、石油危機を経験していない

・その他の不安的要素
  ・カスピ海沿岸諸国:独裁政権で不安定
  ・西アフリカ産油国も不安定
  ・ベネズエラのチャベス政権は左翼民族主義で反米的
  石油供給地は政治的リスクの高い国へ重心が移っていく
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