「サラームバックスバグダッドからの日記」
投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2004/05/04 07:46 投稿番号: [113 / 5091]
「サラーム・パックス:バグダッドからの日記」
(ソニー・マガジンズ)1600円+税
サラーム・パックス:ネット上の名前
http://dear_raed.blogspot.com/
・イラク・バグダッド在住
・29歳
・コンピューター関連企業で働く
・両親はイラク共産党系、バース党により揃って大学の教職を追われる
・欧米の音楽、映画、ジョークに精通し、
・フセイン政権下で禁止されていた衛星放送を受信し、
・インターネットで欧米のメディアにもアクセスし、
・ネット上に、ブログと呼ばれる個人日記サイトを世界に発信していた
・フセイン政権を痛烈に批判し、
・ブッシュ政権を痛烈に批判し、
・西側メディア・世論をも批判し、
・人間の盾を辛らつに拒否する。
2001年末からこのブログは公開されていた。
「アラブ全体が悪の巣窟であり、独裁体制がはびこっている。トルコやイラン
だって同じだ。なのに、慈悲深い西側の目は、イラクだけに向けられている」
「ぼくの国の人権状況に執拗なまでに興味を持ってくれて、どうもありがとう。
三十年間、見て見ぬふりをしてくれて、どうもありがとう。イラク政府を支援
し、イランとの戦争に二百万人のイラク人を送り出すよう仕向け、彼らの命を
奪ってくれてどうもありがとう。狂人だと知っているのに、その狂人に化学兵
器開発を気にも留めずにいてくれてどうもありがとう。イラク共産党のメンバ
ーが酸浴槽に入れられるのを気にもかけずにいてくれて、どうもありがとう。
イラク人の惨状を伝えるあらゆる人権擁護団体を無視してくれて、どうもあり
がとう。ただ国民を苦しめ、政府になんの効果もないと知っているのに、制裁
措置を続けてくれてどうもありがとう。今書いたことを何もかも知っていて、
だからなんだという顔をしてくれて、ほんとにどうもありがとう」
「刑務所を建ててくれた西側の建設会社にお礼を言うのを忘れていた。それから
拷問のノウハウを教えてくれた東欧の国々にも」(12/3)
「ぼくの国に何トンもの爆弾を落としてくれてありがとう。その爆弾に、劣化ウ
ランを使ってくれてありがとう。”二重の封じ込め(イランとイラク)”政策
で、この地域の怒りの炎に油を注ぎ続けてくれてありがとう。アメリカにとっ
て都合がいいからね。中東地域のすべての抑圧的政府に、援助姿勢を示してく
れたアメリカ政府に感謝する。都合のいいように利用したら、ただ見捨てるだ
けなのに。国連制裁委員会でアメリカが果たした役割にも感謝したい。その努
力のおかげで、歯を一本抜くだけでも、闇市で手術用手袋と麻酔薬を探さなけ
ればならなくなった。そういう物資は、制裁委員会の禁止項目にいつも含まれ
ているんだ。経済制裁を続けるために、多くの時間と労力を費やしてくれた国
に感謝したい。サダムとその権力基盤にはなんの効果もないけど、国民はじゅ
うぶん懲らしめられているよ。行き詰ったイラク政府とアメリカ政府の間で、
人質のように生きている」
「奴らは住宅地に隠れて、迫撃砲を無意味に一発放つか、カラシニコフ銃をニ、
三発撃つに過ぎない。どの弾も敵の装甲車に当たって空しくはね返るだけだ。
だが、その一発が招くものといえば、弾が来た方向にある住宅すべてに対する
迫撃砲の猛攻撃だ。」
「そんなゾッとする奴らが夜中に自分の住む地域に侵入したことに、まったく
気付かないことだってある」
「ばかな奴らだ。”命を捨てたいと思うなら、どうか一人でやってくれ。住宅の
一角を巻き添えにしないでくれ”という言い分が、奴らにはピンとこないらし
い」
「今までアメリカに対して中立的立場をとってきた地域で、住人の反米感情を煽
るとしたら、何が得策といえるだろう? 例えば、家や店を射撃するとか」
「更に一軒一軒調べさせる。男たちを縛り上げ、その頭に袋を被せて子どもみん
なを震え上がらせるんだ。そうすれば、住民の”アメリカ度指数”を一気に変えることが
できる」
「サマーワの街の外れにたくさんの遺体が埋められているのが見つかり、人々が
ひどく打ちのめされている。埋められた人の多くはサマーワの人間だった。
遺体すべてに身分証明書が添えられていたことだけが唯一の救いだ。サマーワ
のどこへ行っても、処刑された人たちの写真のコピーを見かけるんだ。
冷酷極まりない話−湾岸戦争後の蜂起の際、サダムの犬たちが早く移動する
ために、捕えた人々をトラックに載せて街の外れまで運び、生き埋めにしたん
だ。そこ
(ソニー・マガジンズ)1600円+税
サラーム・パックス:ネット上の名前
http://dear_raed.blogspot.com/
・イラク・バグダッド在住
・29歳
・コンピューター関連企業で働く
・両親はイラク共産党系、バース党により揃って大学の教職を追われる
・欧米の音楽、映画、ジョークに精通し、
・フセイン政権下で禁止されていた衛星放送を受信し、
・インターネットで欧米のメディアにもアクセスし、
・ネット上に、ブログと呼ばれる個人日記サイトを世界に発信していた
・フセイン政権を痛烈に批判し、
・ブッシュ政権を痛烈に批判し、
・西側メディア・世論をも批判し、
・人間の盾を辛らつに拒否する。
2001年末からこのブログは公開されていた。
「アラブ全体が悪の巣窟であり、独裁体制がはびこっている。トルコやイラン
だって同じだ。なのに、慈悲深い西側の目は、イラクだけに向けられている」
「ぼくの国の人権状況に執拗なまでに興味を持ってくれて、どうもありがとう。
三十年間、見て見ぬふりをしてくれて、どうもありがとう。イラク政府を支援
し、イランとの戦争に二百万人のイラク人を送り出すよう仕向け、彼らの命を
奪ってくれてどうもありがとう。狂人だと知っているのに、その狂人に化学兵
器開発を気にも留めずにいてくれてどうもありがとう。イラク共産党のメンバ
ーが酸浴槽に入れられるのを気にもかけずにいてくれて、どうもありがとう。
イラク人の惨状を伝えるあらゆる人権擁護団体を無視してくれて、どうもあり
がとう。ただ国民を苦しめ、政府になんの効果もないと知っているのに、制裁
措置を続けてくれてどうもありがとう。今書いたことを何もかも知っていて、
だからなんだという顔をしてくれて、ほんとにどうもありがとう」
「刑務所を建ててくれた西側の建設会社にお礼を言うのを忘れていた。それから
拷問のノウハウを教えてくれた東欧の国々にも」(12/3)
「ぼくの国に何トンもの爆弾を落としてくれてありがとう。その爆弾に、劣化ウ
ランを使ってくれてありがとう。”二重の封じ込め(イランとイラク)”政策
で、この地域の怒りの炎に油を注ぎ続けてくれてありがとう。アメリカにとっ
て都合がいいからね。中東地域のすべての抑圧的政府に、援助姿勢を示してく
れたアメリカ政府に感謝する。都合のいいように利用したら、ただ見捨てるだ
けなのに。国連制裁委員会でアメリカが果たした役割にも感謝したい。その努
力のおかげで、歯を一本抜くだけでも、闇市で手術用手袋と麻酔薬を探さなけ
ればならなくなった。そういう物資は、制裁委員会の禁止項目にいつも含まれ
ているんだ。経済制裁を続けるために、多くの時間と労力を費やしてくれた国
に感謝したい。サダムとその権力基盤にはなんの効果もないけど、国民はじゅ
うぶん懲らしめられているよ。行き詰ったイラク政府とアメリカ政府の間で、
人質のように生きている」
「奴らは住宅地に隠れて、迫撃砲を無意味に一発放つか、カラシニコフ銃をニ、
三発撃つに過ぎない。どの弾も敵の装甲車に当たって空しくはね返るだけだ。
だが、その一発が招くものといえば、弾が来た方向にある住宅すべてに対する
迫撃砲の猛攻撃だ。」
「そんなゾッとする奴らが夜中に自分の住む地域に侵入したことに、まったく
気付かないことだってある」
「ばかな奴らだ。”命を捨てたいと思うなら、どうか一人でやってくれ。住宅の
一角を巻き添えにしないでくれ”という言い分が、奴らにはピンとこないらし
い」
「今までアメリカに対して中立的立場をとってきた地域で、住人の反米感情を煽
るとしたら、何が得策といえるだろう? 例えば、家や店を射撃するとか」
「更に一軒一軒調べさせる。男たちを縛り上げ、その頭に袋を被せて子どもみん
なを震え上がらせるんだ。そうすれば、住民の”アメリカ度指数”を一気に変えることが
できる」
「サマーワの街の外れにたくさんの遺体が埋められているのが見つかり、人々が
ひどく打ちのめされている。埋められた人の多くはサマーワの人間だった。
遺体すべてに身分証明書が添えられていたことだけが唯一の救いだ。サマーワ
のどこへ行っても、処刑された人たちの写真のコピーを見かけるんだ。
冷酷極まりない話−湾岸戦争後の蜂起の際、サダムの犬たちが早く移動する
ために、捕えた人々をトラックに載せて街の外れまで運び、生き埋めにしたん
だ。そこ
これは メッセージ 89 (imonoyamashotengai さん)への返信です.
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