イラク人虐待問題

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

_the New Yorker_の記事(10)

投稿者: urbannet2 投稿日時: 2004/05/27 10:06 投稿番号: [1917 / 2331]
(続き)

  タグバ少将はさらに、アブ・グレイブ刑務所の収容者数が収容限界人数を超えていたことを指摘し、そのために憲兵数があきらかに不足し、物資も欠乏状態にあったとしている。「このアンバランスが、劣悪な生活環境、脱走、責任のがれなどの誘因となった」という。タグバ少将の意見によると、じっさいの収容者数と、公式に記録されている収容者数との間にはおおきな落差があるという。また、きちんとスクリーニングすることをおこたったために、無辜のイラク人がおおぜい、収容されるはずもないのに収容されていた──これははっきりしているわけではないが、そうだと考えられるケースがあるようだ。タグバ少将の調査によれば、アブ・グレイブ刑務所に収容されている民間人のうち60%以上は、反社会的行動をとったわけではなく、解放されるべき人々だという。タグバ少将の言葉によれば、カーピンスキー准将の弁護士は、同准将がこれら無辜の民間人を解放することを上申したのに、上司が「いつも」それを拒絶した、という方法をとるのではないかという。

  カーピンスキーは、刑務所の管理責任を負っていた期間、ほとんど刑務所を自分で視察しなかった、とタグバ少将はしるしている。また同刑務所には、広範囲にわたって管理上の問題点が存在し、そのなかには「私自身の軍隊経験では前例を見たこともない」ほどのひどい問題点もあるという。兵士たちは「ほとんど心構えなどができておらず、専門的訓練も受けていない……動員されたら戦地に到着後ただちに、配属に先だって訓練を受けるべきであり、しかも訓練は任務についている期間中ずっとつづけられるべきだ」

  タグバ少将はカーピンスキーに四時間以上にわたってインタビューした。そのときはカーピンスキーはひじょうに感情的になっていたという。「カーピンスキーの証言の中で最も変だと感じたのは、彼女が第800憲兵旅団の問題点をまったく理解しようとせず、みとめようともしないということだ。その問題点は、彼女の管理のまずさによってひきおこされ、助長したのにもかかわらずだ。またカーピンスキーは、兵士たちの基本的な規則と規律を決めて厳守させるように指令を出すのが自分の職務だ、ということもまったくみとめようともしなかった」

  タグバ少将の意見では、カーピンスキーおよび、同憲兵旅団の将校七名、そして指示を出すのを怠ったとされる者たちを公式に懲戒処分に処すべきだという。カーピンスキーに関してはそれ以上の法的制裁は必要ないだろう、昇進が不可能になったことと、世論の非難という不名誉だけで、じゅうぶんに制裁になるからだ、とタグバは書く。

  先週、虐待事件がCBSで報道されあかるみに出たあと、ペンタゴンの発表によれば、イラク刑務所の新たな所長に任ぜられたジェフリー・ミラー少将がすでにバグダッドに着任し、任務についているという。同少将はそれまではグアンタナモ・ベイ留置センターの指揮官だった。サンチェス少将も、尋問関係の軍人や民間人のおこなった虐待の調査を命じられている。

(続く)
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)