_the New Yorker_の記事(9)
投稿者: urbannet2 投稿日時: 2004/05/26 08:20 投稿番号: [1867 / 2331]
元投稿の誤記訂正(誤)かりに、虐待が軍規から逸脱したこと、あるいはガイドラインからはずれたことだと仮定すれば(正)かりに、虐待が軍規から逸脱した行為、あるいはガイドラインからはずれた行為であるとすれば
(続き)
もうひとりの証言者であり告訴はされていない特技下士官ジェイソン・ケネルはつぎのように言う。「収容者たちが裸になっているのを見たが、さらにMIはわれわれに、マットレスもシーツも衣類も全部はがせ、とよく命じていた」(ケネルは付けくわえて、「MIはそんなことを命令するのなら、私には、きちんとしかるべき書類手続きを踏んで命じるべきだと思う)。タグバはまた、タイタン(訳註:カリフォルニアに本拠を置く、情報や安全関係専門サーヴィスの米国民間企業、おもに軍や国防総省関係の仕事を請け負う)の社員で、軍と契約して通訳の仕事をしている民間人エイドル・L・ナクラへのインタビューも引用している。ナクラの言葉によれば、ある晩、「MIの連中の一団が」見まもる前で、手かせ足かせと手錠をかけられた収容者たちが、グレイナーとフレドリックによって虐待をうけていたという。
タグバ少将が最も手厳しく批判しているのは、軍情報部将校たちと、その協力者である民間の情報関係専門家たちだ。タグバによれば、軍情報部旅団のひとつの指揮官であるトーマス・パパス大佐を懲戒処分とし、訴追以外の処罰を与えるべきだ。「尋問聴取センター」(訳註:捕虜そのほかの敵国人から情報などを得るための米軍施設)の前所長だったスティーヴン・ジョーダン中佐を解任し、懲戒処分とするべきだ。また軍で情報関係の仕事をする民間人でCACI(訳註:おもに国防方面を請け負うIT情報関係の米国民間企業)社員であるスティーヴン・ステファノウィッツを、軍の仕事から免職させ、懲戒処分に処し、彼がこれまでにおこなった保安関係の仕事はすべて無かったものとするべきだ、と。なぜならステファノウィッツは調査委員会にたいして嘘を言った。しかも「捕虜尋問の専門的訓練を受けたことのない憲兵たちにたいして、尋問を容易にするために、まったく公認されていない『尋問に適した状況を』つくれという」命令をくだした、あるいはその状況を黙認したからだ、とタグバは書いている。ちなみにこれは公認されていないだけではなく、軍規違反でもある。「ステファノウィッツは自分の命令が身体的虐待に該当することをたしかに知っていた」。またタグバは、もうひとりのCACI社員であるジョン・イスラエルにたいしても懲戒処分が妥当だとする(CACIの広報担当女性社員は、同社はこの事件に関しては陸軍から「なんら公式な連絡を受けていない」としている)。
タグバはつぎのように結論をしるしている。パパス、ジョーダン、ステファノウィッツは、「アブ・グレイブ刑務所の虐待に、直接的あるいは間接的に責任があると私は考える」。そして、ただちに懲戒処分をおこなうべきだと言う。
イラクの米国陸軍刑務所内のシステムにいろいろな問題があることは、上位の司令官たちにはわかっていた。カーピンスキー准将の在任期間七か月のうちに、すくなくとも十件以上の事件が公式に報告されている、とタグバは書いている。そのなかには、脱走、脱走の試み、そのほか重大な保安上の事件がふくまれている。これらの事件の調査に当たったのは第800憲兵旅団の将校たちだった。事件のなかには、憲兵や収容者の殺害や傷害にいたったものもある。また「前回と同じことをくりかえす」ような調査がおこなわれたりもした。カーピンスキー准将はつねに事件の調査結果を受けいれ、日々の業務の改善命令にサインした。だがタグバの意見では、同准将はそのあとのフォローをせず、自分の命令が確かに実行されているかどうかの確認を怠っていたという。もしカーピンスキー准将がきちんと命令が実行されているかどうか確認していれば、「虐待事件は起こらずにすんだかもしれない」。
(続く)
(続き)
もうひとりの証言者であり告訴はされていない特技下士官ジェイソン・ケネルはつぎのように言う。「収容者たちが裸になっているのを見たが、さらにMIはわれわれに、マットレスもシーツも衣類も全部はがせ、とよく命じていた」(ケネルは付けくわえて、「MIはそんなことを命令するのなら、私には、きちんとしかるべき書類手続きを踏んで命じるべきだと思う)。タグバはまた、タイタン(訳註:カリフォルニアに本拠を置く、情報や安全関係専門サーヴィスの米国民間企業、おもに軍や国防総省関係の仕事を請け負う)の社員で、軍と契約して通訳の仕事をしている民間人エイドル・L・ナクラへのインタビューも引用している。ナクラの言葉によれば、ある晩、「MIの連中の一団が」見まもる前で、手かせ足かせと手錠をかけられた収容者たちが、グレイナーとフレドリックによって虐待をうけていたという。
タグバ少将が最も手厳しく批判しているのは、軍情報部将校たちと、その協力者である民間の情報関係専門家たちだ。タグバによれば、軍情報部旅団のひとつの指揮官であるトーマス・パパス大佐を懲戒処分とし、訴追以外の処罰を与えるべきだ。「尋問聴取センター」(訳註:捕虜そのほかの敵国人から情報などを得るための米軍施設)の前所長だったスティーヴン・ジョーダン中佐を解任し、懲戒処分とするべきだ。また軍で情報関係の仕事をする民間人でCACI(訳註:おもに国防方面を請け負うIT情報関係の米国民間企業)社員であるスティーヴン・ステファノウィッツを、軍の仕事から免職させ、懲戒処分に処し、彼がこれまでにおこなった保安関係の仕事はすべて無かったものとするべきだ、と。なぜならステファノウィッツは調査委員会にたいして嘘を言った。しかも「捕虜尋問の専門的訓練を受けたことのない憲兵たちにたいして、尋問を容易にするために、まったく公認されていない『尋問に適した状況を』つくれという」命令をくだした、あるいはその状況を黙認したからだ、とタグバは書いている。ちなみにこれは公認されていないだけではなく、軍規違反でもある。「ステファノウィッツは自分の命令が身体的虐待に該当することをたしかに知っていた」。またタグバは、もうひとりのCACI社員であるジョン・イスラエルにたいしても懲戒処分が妥当だとする(CACIの広報担当女性社員は、同社はこの事件に関しては陸軍から「なんら公式な連絡を受けていない」としている)。
タグバはつぎのように結論をしるしている。パパス、ジョーダン、ステファノウィッツは、「アブ・グレイブ刑務所の虐待に、直接的あるいは間接的に責任があると私は考える」。そして、ただちに懲戒処分をおこなうべきだと言う。
イラクの米国陸軍刑務所内のシステムにいろいろな問題があることは、上位の司令官たちにはわかっていた。カーピンスキー准将の在任期間七か月のうちに、すくなくとも十件以上の事件が公式に報告されている、とタグバは書いている。そのなかには、脱走、脱走の試み、そのほか重大な保安上の事件がふくまれている。これらの事件の調査に当たったのは第800憲兵旅団の将校たちだった。事件のなかには、憲兵や収容者の殺害や傷害にいたったものもある。また「前回と同じことをくりかえす」ような調査がおこなわれたりもした。カーピンスキー准将はつねに事件の調査結果を受けいれ、日々の業務の改善命令にサインした。だがタグバの意見では、同准将はそのあとのフォローをせず、自分の命令が確かに実行されているかどうかの確認を怠っていたという。もしカーピンスキー准将がきちんと命令が実行されているかどうか確認していれば、「虐待事件は起こらずにすんだかもしれない」。
(続く)
これは メッセージ 1779 (urbannet2 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019567/a5a4a5ia5afbfm5tbtldbj_1/1867.html