イラクで日本人拘束

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ファルージャの目撃者より 2

投稿者: chottolll 投稿日時: 2004/04/16 12:46 投稿番号: [70631 / 280993]
私は菜穂子[高遠氏]のことを話題に出した。目の前にいる戦士たちのグループは日
本人捕虜を取っているグループとは無関係だが、人々が、この夕方私たちがしたこと
に感謝している間に、菜穂子がストリート・チルドレンに対してしていたことを説明
した。子どもたちが、どれだけ彼女のことを愛していたかも。彼らは何も約束はでき
ないが、菜穂子がどこにいるか調べて、彼女と他の人質を解放するよう説得を試みる
と言った。事態がそれで変わるとは思わない。この人たちは、ファルージャでの戦闘
に忙しいのだから。他のグループとも無関係なのだから。けれども、試してみて困る
ことはない。
  −−(中略)−−
私たちは飛び降りて、海兵隊員に、家から病人を連れ出さなくてはならないこと、海
兵隊が屋根に乗っていた家からラナに家族を連れ出してもらいたいこと、13人の女性
と子供がまだ中にいて、一つの部屋に、この 24時間食べ物も水もないまま閉じ込め
られていることを説明した。
「我々は、これらの家を全部片付けようとしていたところだ」と年上の方が言った。
「家を片付けるというのは何を意味するのか?」
「一軒一軒に入って武器を探す」。彼は時計をチェックしていた。何がいつ行われる
のか、むろん私には告げなかったが、作戦を支援するために空爆が行われることにな
っていた。「助け出すなら、すぐやった方がよい」。
私たちは、まず、道を行った。白いディッシュダッシャーを来た男性がうつぶせに倒
れており、背中に小さなしみがあった。彼のところに駆けつけた。またもや、蠅が先
に来ていた。デーブが彼の肩のところに立った。私は膝のところに立ち、彼を転がし
て担架に乗せたとき、デーブの手が彼の胸の空洞に触れた。背中を小さく突き抜けた
弾丸は、心臓を破裂させ胸から飛び出させていた。
彼の手には武器などなかった。私たちがそこに行って、ようやく、息子たちが出てき
て、泣き叫んだ。彼は武器を持っていなかった、と息子たちは叫んだ。彼は非武装だ
った。ただ、門のところに出たとき、海兵隊が彼を撃った、と。それから、誰一人外
に出る勇気はなかった。誰も、彼の遺体を取り戻すことはできなかった。怯えてしま
い、遺体をすぐに手厚く扱う伝統に反せざるを得ない状態だった。私たちが来ること
は知らなかったはずなので、誰かが外に出て、あらかじめ武器だけ取り去ったとは考
えにくい。殺されたこの男性は武器を持っておらず、55歳で、背中から撃たれていた

彼の顔を布で覆い、ピックアップまで運んだ。彼の体を覆うためのものは何もなかっ
た。その後、病気の女性を家から助け出した。彼女のそばにいた小さな女の子たちは
、布の袋を抱きしめ、「バーバ、バーバ」と小声でつぶやいていた。ダディー。私た
ちは震えている彼女らの前を、両手を上に上げて歩き、角を曲がって、それから慌て
てピックアップに彼女らを導いた。後ろにいるこわばった男性を見せないように、視
線を遮りながら。
私たちが、銃火の中を安全に人々をエスコートするのではないかと期待して、人々が
家からあふれ出てきた。子どもも、女性も、男性も、全員行くことができるのか、そ
れとも女性と子どもだけなのか、心配そうに私たちに尋ねた。私たちは、海兵隊に訊
いた。若い海兵隊員が、戦闘年齢の男性は立ち去ることを禁ずると述べた。戦闘年齢
?   一体いくつのことか知りたかった。海兵隊員は、少し考えたあと、45歳より下は
全員、と言った。下限はなかった。
ここにいる男性が全員、破壊されつつある街に閉じ込められる事態は、ぞっとするも
のだった。彼らの全員が戦士であるわけではなく、武装しているわけでもない。こん
な事態が、世界の目から隠されて、メディアの目から隠されて進められている。ファ
ルージャのメディアのほとんどは海兵隊に「軍属」しているか、ファルージャの郊外
で追い返されているからである[そして、単に意図的に伝えないことを選んでいるか
ら]。私たちがメッセージを伝える前に、爆発が二度あり、道にいた人々は再び家に
駆け込んだ。
  −−(中略)−−
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