Re: Re: Re: 高遠菜穂子のイラク報告
投稿者: cambodian_lotus 投稿日時: 2007/04/18 20:12 投稿番号: [280742 / 280993]
――カーシムさんは、“高遠菜穂子”という人物のどこに魅力を感じて、これだけ行動を共にしているんですか?
カーシム: 彼女の主張する、非暴力的なやり方が正しいと分かったからです。兵士としての僕が、当時信じていたやり方は、大きな間違いでした。「人々には戦う権利がある、だから兵士になって欲しい」という僕の考えは自分勝手で、人々を危険な状況に追いやってしまうやり方だったんです。
以前このコーナーで紹介した、カーシムさんから高遠さんへのメール。拘束事件解決から明日(4月15日)でちょうど3年になるが、このメールは、彼女が解放された翌月に届いたものだ。
ナオコ、僕は子供の頃、幸せな人生を送ることを夢見ていた。でも、自分が貧乏だということに気付いて、ショックだった。でも、なんとかエンジニアになることには成功したんだ。でも、僕は軍隊に入らなければならず、ショックを受けた。僕は軍人としてではなく、勇敢なエンジニアとして、この国を守ろうと思ってきた。そしてまた自分の国が破壊されて、ショックはでかい。でも、僕はこの国の再建に取り組もうと思っているんだ。
ナオコ、人生は階段のようだね。上がったり下がったり…。それでも歩みを進めていく。君も確実に、人生の階段をのぼっていくと、僕は信じてる。
僕は日本人と友達になれて、ラッキーだよ。僕は君から沢山の事を学んだ。その1つが、「平和」ということだ。そして、この言葉は口にして言うだけでなく、体現していかなくてはならないものだということ。君たち日本人と、友情を育んでいくこと。
ナオコ、僕は役に立つ人間になる。僕は、君がイラク人のために流した涙を覚えている。きっと君は、新しいイラクで、《新しいカーシム》を見るよ。約束する。
――新しいイラクはまだ出来上がっていないけれど、《新しいカーシム》はもう出来上がりましたね?
カーシム: もちろん僕は、“ニュー・カーシム”です。(笑い) そして、新しいイラクを築くために頑張っています。新しいイラクとは、平和なイラクです。ただ、今のイラクの状況はメディアで流れているように、悪くなっています。平和には、まだなっていません。
■“新しいイラク”建設を目指して
――この日本国内巡りが終ったら、イラクに帰国されるんですよね?
カーシム: もちろん、イラクに戻ります。ただ、僕が来日してもう3週間ですが、その間にもイラクでは、状況が物凄い早さで変化していますから、状況を注視しなければなりません。イラクに入国する前に、本当に詳細に様子を調べて、それを見てから、いつ入国するかをはっきり決めるつもりです。最終的なタイミングはまだ決めてません。
日本を出た後、一旦第3国で状況を見極めてから帰国ということになりそうだ。現実に従弟が惨殺され、帰国は慎重にせざるを得ないだろう。
――これからまだ、カーシムさんには大切な仕事が残っていますからね。
カーシム: 僕や僕の友人や家族、イラクの人々の未来のために大切なのは、《平和は不可能ではない》ということを彼らに伝え、それを信じさせることです。彼らのエネルギーを、敵をやっつけるのに使うのではなく、彼らに希望を与えることで、平和や町を築くことに使うんです。敵をやっつけることは、もはや僕にとって重要な事ではないのです。それよりも、周りにいる友人や家族、イラクの人々を助けるために、エネルギーを使うことの方が、僕にとってはずっと重要なんです。
――このラジオの「高遠菜穂子のイラク報告」シリーズは、“新しいイラク”が実現するまでずっと続けますから、これからも頑張ってください。
カーシム: 僕やイラクの人々がしている事を、僕の声で日本の皆さんに聞いていただけるという、素晴らしいチャンスをありがとうございました。
前回・今回と続けて紹介した、カーシムさんのブログは、日本語に訳され小冊子『イラクからの手紙――失われた僕の町ラマディ』(高遠菜穂子・細井明美 訳)になっている。ご希望の方は、こちらへ。
カーシム: 彼女の主張する、非暴力的なやり方が正しいと分かったからです。兵士としての僕が、当時信じていたやり方は、大きな間違いでした。「人々には戦う権利がある、だから兵士になって欲しい」という僕の考えは自分勝手で、人々を危険な状況に追いやってしまうやり方だったんです。
以前このコーナーで紹介した、カーシムさんから高遠さんへのメール。拘束事件解決から明日(4月15日)でちょうど3年になるが、このメールは、彼女が解放された翌月に届いたものだ。
ナオコ、僕は子供の頃、幸せな人生を送ることを夢見ていた。でも、自分が貧乏だということに気付いて、ショックだった。でも、なんとかエンジニアになることには成功したんだ。でも、僕は軍隊に入らなければならず、ショックを受けた。僕は軍人としてではなく、勇敢なエンジニアとして、この国を守ろうと思ってきた。そしてまた自分の国が破壊されて、ショックはでかい。でも、僕はこの国の再建に取り組もうと思っているんだ。
ナオコ、人生は階段のようだね。上がったり下がったり…。それでも歩みを進めていく。君も確実に、人生の階段をのぼっていくと、僕は信じてる。
僕は日本人と友達になれて、ラッキーだよ。僕は君から沢山の事を学んだ。その1つが、「平和」ということだ。そして、この言葉は口にして言うだけでなく、体現していかなくてはならないものだということ。君たち日本人と、友情を育んでいくこと。
ナオコ、僕は役に立つ人間になる。僕は、君がイラク人のために流した涙を覚えている。きっと君は、新しいイラクで、《新しいカーシム》を見るよ。約束する。
――新しいイラクはまだ出来上がっていないけれど、《新しいカーシム》はもう出来上がりましたね?
カーシム: もちろん僕は、“ニュー・カーシム”です。(笑い) そして、新しいイラクを築くために頑張っています。新しいイラクとは、平和なイラクです。ただ、今のイラクの状況はメディアで流れているように、悪くなっています。平和には、まだなっていません。
■“新しいイラク”建設を目指して
――この日本国内巡りが終ったら、イラクに帰国されるんですよね?
カーシム: もちろん、イラクに戻ります。ただ、僕が来日してもう3週間ですが、その間にもイラクでは、状況が物凄い早さで変化していますから、状況を注視しなければなりません。イラクに入国する前に、本当に詳細に様子を調べて、それを見てから、いつ入国するかをはっきり決めるつもりです。最終的なタイミングはまだ決めてません。
日本を出た後、一旦第3国で状況を見極めてから帰国ということになりそうだ。現実に従弟が惨殺され、帰国は慎重にせざるを得ないだろう。
――これからまだ、カーシムさんには大切な仕事が残っていますからね。
カーシム: 僕や僕の友人や家族、イラクの人々の未来のために大切なのは、《平和は不可能ではない》ということを彼らに伝え、それを信じさせることです。彼らのエネルギーを、敵をやっつけるのに使うのではなく、彼らに希望を与えることで、平和や町を築くことに使うんです。敵をやっつけることは、もはや僕にとって重要な事ではないのです。それよりも、周りにいる友人や家族、イラクの人々を助けるために、エネルギーを使うことの方が、僕にとってはずっと重要なんです。
――このラジオの「高遠菜穂子のイラク報告」シリーズは、“新しいイラク”が実現するまでずっと続けますから、これからも頑張ってください。
カーシム: 僕やイラクの人々がしている事を、僕の声で日本の皆さんに聞いていただけるという、素晴らしいチャンスをありがとうございました。
前回・今回と続けて紹介した、カーシムさんのブログは、日本語に訳され小冊子『イラクからの手紙――失われた僕の町ラマディ』(高遠菜穂子・細井明美 訳)になっている。ご希望の方は、こちらへ。
これは メッセージ 280741 (cambodian_lotus さん)への返信です.
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