イラクで日本人拘束

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あのとき少年と家族に世間が感じたこと

投稿者: ishutalt 投稿日時: 2006/02/09 19:32 投稿番号: [280443 / 280993]
  執拗に自己中心的な理屈をこねる一方で、基本的なことを履き違えている人間はどこにでもいるものだとつくづく思う。

  最初にあの三人のイラク人質事件が起こったとき、はじめ日本の世論は人命救出の声が大多数だった。確かに未成年が混じっていることが分かり首を傾げる人もいた。しかもその動機が絵本を書くことだと聞いて、その少年に日本全体の動向が左右されることに苛立ちを覚える人もいた。だけど世論全体の傾向としては、政府に対して人質救出を重視するように要求するものだった。

  ところがそんな中、少年の身内である兄や姉が声高に政府関係者を非難したことで世論が一変した。まだ未成年の弟をイラクに行かせたことを棚に上げ、国益と人命救助との板ばさみで苦渋している関係者に対して家族が声を荒げているのを見た人々は、少年の家族に反発を感じた。しかし、それでも世論全体に少年を助けなければならないというコンセンサスがあったからこそ、そのぶん少年とその家族に対して皆がやりきれない思いを抱き、非難が巻き起こったのだろう。

  ところがいざ人質が救出されて帰国すると、三人のうちでその少年が最も会見で雄弁に事件を解説したかと思うと、質問に対しては一転して少年と言う理由でひとり奥に引っ込んでしまった。高遠さんのようにボランティア活動を通じたイラク人との信頼関係で救出に貢献したヒトでさえ後に会見を開いているのに、三人の中で最も無力で皆の世話になった少年がひとり雄弁に一人前の口をきき、言いたいことだけを言って済ませている。正直、『なんだこりゃ?』というのが、世間一般の印象だったろう。

  あのときの少年とその家族の対応が、その後の人質事件に対する世論に影響したことは否定できないと思う。彼らによって人質事件への国内世論が冷めてしまったことが何を引き起こしたかはっきりと自覚するべきだろう。

  同じ国民というだけで、身内でもない人質の命にここまで関心を持ってくれる世論なんて日本だけだ。亡くなった韓国人のイラク人質事件に対して韓国世論がどれだけ関心を払ったかみれば分かる。アメリカ人の人質にアメリカ国民がどの程度騒ぐかみてみれば分かる。

  そういうことが理解できていない理屈ばかりこねたレスは、不毛なだけで全く意味が無い。「無視リスト」に入れたのでサヨナラ。


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