アマチュアはイラクに入るな
投稿者: take_the_rag_away 投稿日時: 2004/08/24 02:01 投稿番号: [233078 / 280993]
この本、まだ紹介されていないと思いますので・・
「アマチュアはイラクに入るな − プロのNGOが紛争地でやっていること」
亜紀書房 http://www.akishobo.com/index.html
吉田鈴香(写真 http://www.toyamakiyohiko.com/media/contents/2003/0306/contents030601.html )
『ボランティア精神を称揚するのも、個人責任を言い立てるのも、あの状況では間違いである。
プロのNGOは、万全の準備をした上で、なるべく目立たないように活動し、人質事件の前には
危険を察知して脱出していたのだ。』
一部、抜粋します。
はじめに
『・・アマチュアかプロフェッショナルか、その差は私たちが想像する以上に大きなものがある。
難民・避難民を支援したいという意志は同じように持っていても、それを行動に移すために必要な
多くの仲間と支持者、資金、ノウハウ、陣容は一朝一夕には築けない。彼ら人質はほとんど手ぶら
で、プロも緊張する紛争地に飛び出していったんだな、とテレビを見ながら思った次第である。』
『・・危険地の様子や写真を映像で伝えるという役割は、現地のジャーナリストが果たせばよいので
あって、日本から私が行く必要はない。そのほうが現地ジャーナリストの仕事の創出につながって
よいかもしれないと。
"危険なところにも飛び込んでいくジャーナリスト魂"だけで、価値ある報道ができるのか。・・』
第1部 紛争地で人質にされない方法
1 民間人が紛争地へ行くことの意味
『まず「何のために危険地域に足を踏み入れるのか」という目的をしっかい定める。確固たる動機と
目的を持つことによって、それを成し遂げるために、危険を身にさらすことはすまいと考えて
行動も慎重になってくる。・・』
『・・紛争地には、ある種特有の人を興奮させる魔力がある。・・メッセージを発する人々と、
それを聴くだけでヒーローになった気持ちがする人との出会いから、にわか仕立ての連帯感が生まれる。
普段は自分が無力でちっぽけな存在だと思っている人が、何倍も大きな人間になったような気がして
しまう、それが紛争地の魔力なのである。』
2 起きるべくして起きた人質事件
『NGOを名乗る「旅行者」を生んだ問題の根元は、日本社会がNGOの活動をボランティア活動と
混同してきた歴史にある。・・・NGO活動をボランティア活動と称することで、誰にでも参加可能な
身近な運動にすることができ、みんなでこの社会をよくしようという気運を盛り上げることができる。
プロの仕事となったとたん、市民は興味を抱かなくなる、というのであった。』
3 民間の能力
『一般市民にできること、するべきこと・・・残念ながらどのNGOにとっても、日本国内で
寄付を集めるためのコストが大きすぎる。百円集めるために千円かかるというくらいで、・・・
イラクで人質になったボランティアは、現地に行く資金があるならば、実績あるNGOに信任行為と
しての寄付を行えばよかったのだ。「このお金でストリート・チルドレンを更生させてください」と。
そして自分は、日本国内で賛同者を集め、勉強会を開き、寄付を募る。・・』
まだまだ続きます。
第2部 平和構築という考え方 の最後には、具体的な提言も。
書店で、関係するコーナーに行かれたら、まず、この本を開くことをお薦めします。
その後で、高遠さんの本をみれば、少女マンガのような、甘い、ロマンティックな
気分に浸れることでしょう。
「アマチュアはイラクに入るな − プロのNGOが紛争地でやっていること」
亜紀書房 http://www.akishobo.com/index.html
吉田鈴香(写真 http://www.toyamakiyohiko.com/media/contents/2003/0306/contents030601.html )
『ボランティア精神を称揚するのも、個人責任を言い立てるのも、あの状況では間違いである。
プロのNGOは、万全の準備をした上で、なるべく目立たないように活動し、人質事件の前には
危険を察知して脱出していたのだ。』
一部、抜粋します。
はじめに
『・・アマチュアかプロフェッショナルか、その差は私たちが想像する以上に大きなものがある。
難民・避難民を支援したいという意志は同じように持っていても、それを行動に移すために必要な
多くの仲間と支持者、資金、ノウハウ、陣容は一朝一夕には築けない。彼ら人質はほとんど手ぶら
で、プロも緊張する紛争地に飛び出していったんだな、とテレビを見ながら思った次第である。』
『・・危険地の様子や写真を映像で伝えるという役割は、現地のジャーナリストが果たせばよいので
あって、日本から私が行く必要はない。そのほうが現地ジャーナリストの仕事の創出につながって
よいかもしれないと。
"危険なところにも飛び込んでいくジャーナリスト魂"だけで、価値ある報道ができるのか。・・』
第1部 紛争地で人質にされない方法
1 民間人が紛争地へ行くことの意味
『まず「何のために危険地域に足を踏み入れるのか」という目的をしっかい定める。確固たる動機と
目的を持つことによって、それを成し遂げるために、危険を身にさらすことはすまいと考えて
行動も慎重になってくる。・・』
『・・紛争地には、ある種特有の人を興奮させる魔力がある。・・メッセージを発する人々と、
それを聴くだけでヒーローになった気持ちがする人との出会いから、にわか仕立ての連帯感が生まれる。
普段は自分が無力でちっぽけな存在だと思っている人が、何倍も大きな人間になったような気がして
しまう、それが紛争地の魔力なのである。』
2 起きるべくして起きた人質事件
『NGOを名乗る「旅行者」を生んだ問題の根元は、日本社会がNGOの活動をボランティア活動と
混同してきた歴史にある。・・・NGO活動をボランティア活動と称することで、誰にでも参加可能な
身近な運動にすることができ、みんなでこの社会をよくしようという気運を盛り上げることができる。
プロの仕事となったとたん、市民は興味を抱かなくなる、というのであった。』
3 民間の能力
『一般市民にできること、するべきこと・・・残念ながらどのNGOにとっても、日本国内で
寄付を集めるためのコストが大きすぎる。百円集めるために千円かかるというくらいで、・・・
イラクで人質になったボランティアは、現地に行く資金があるならば、実績あるNGOに信任行為と
しての寄付を行えばよかったのだ。「このお金でストリート・チルドレンを更生させてください」と。
そして自分は、日本国内で賛同者を集め、勉強会を開き、寄付を募る。・・』
まだまだ続きます。
第2部 平和構築という考え方 の最後には、具体的な提言も。
書店で、関係するコーナーに行かれたら、まず、この本を開くことをお薦めします。
その後で、高遠さんの本をみれば、少女マンガのような、甘い、ロマンティックな
気分に浸れることでしょう。
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