イラクで日本人拘束

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灼熱のイラク戦場日記−8

投稿者: amadeusdus 投稿日時: 2004/08/11 22:00 投稿番号: [229746 / 280993]
[特別寄稿]   橋田信介さんのこと(続)


  自分の背中を見て仕事を覚えてほしい。そんな思いにあふれていました。実際、橋田さんが小川さんに対し「こういう時はな、××に行くんだよ」と直接アドバイスしている姿を目にしたこともあります。また、小川さんも橋田さんから学びたいという姿勢に満ちていました。その視線のもとになっていたのは「尊敬」だったと思います。
  橋田さんは安全の確保に気を遣っている方でした。
「明日、サマワに行こうと思うんだけど、どうだった、途中の道?」
  わたしはヒッラが危険だという話と、ディワニーヤの状況が悪くなっているという話をしました。
「そうか。それだと民間の警備会社をつけたほうがいいかもね。もしくは目立たない車にするとか」
  あの橋田さんが、このような“事件”に巻き込まれてしまうということは、もう誰が同じ状況に陥っても仕方がないということだと思います。
  経験も運もあるベテランなのです。
  もちろん、橋田さんには覚悟があったでしょう。小川さんも同様だったろうと思います。
  しかし、それにしても……残念でなりません。
  戦争の悲惨さを伝えるためには、どうしても現場に足を運ぶことが必要になります。誰かが目にして伝えないと、“密室”のなかで残酷なことが次から次へと起きてしまいます。今回のイラク戦争でも、橋田さんと小川さんはファルージャの現状を伝えるという仕事をやり遂げています。それは紛れもなく、凄みのある仕事でした。
  これから誰がそれを引き継げるというのか……。
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