イラクで日本人拘束

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灼熱のイラク戦場日記−1

投稿者: amadeusdus 投稿日時: 2004/08/10 00:10 投稿番号: [229158 / 280993]
拘束事件の小野光一さんのレポを紹介してゆきます。

http://kodansha.cplaza.ne.jp/hot/iraq/iraq/iraq040412-1.html

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「彼、ニューヨークタイムスと契約してるカメラマンのショーン」
  紹介され、挨拶します。
「ショーン、最近見なかったけど、どっか行ってたの?」
  片野田さんが尋ねると、ショーンさんはすっかり疲れた様子で口を開きました。
「じつはファルージャで拘束されてたんだ」
  なに、どういうこと?
「ファルージャの外れで武装した集団に銃をつきつけられて、車に乗せられたんだよ。それから目隠しをされて連れまわされた。もう、殺されることを覚悟したよ。本当に怖い経験だった……」
  ショーンさんは堰(せき)を切ったように早口で自らの恐怖体験を語ります。彼が解放されたのは拘束から8時間後だったそうです。
「そんな大変な経験をしてたんだ」
  片野田さんが呆れた声を出します。わたしもたしか、インターネットでニューヨークタイムスの契約カメラマンがファルージャで拘束されたとのニュースを目にしていた記憶があるのですが、それがまさか目の前にいる人物だとは思いもしませんでした。
「しばらくはバグダッドでおとなしくしているよ。ファルージャには近づかない」
  ショーンさんはそう言い残して席を立ちました。
  (中略)

部屋のインマルサット衛星電話が鳴りました。出るとサマワで仲良くしていた某社のQ氏であります。
「小野さん、どうやら日本の報道関係者3人が誘拐されたらしいという情報が入ってきたんですけど、なにか聞いてます?」
  え?
  慌てて時計を見ると、時刻は午後1時50分すぎでした。
  いや、聞いてません。どういうことですか?
  今朝、ショーンさんから聞いた話を思い出し、動悸を抑えながら返しました。
「こちらもよくわかんないんですよ。なんかファルージャあたりで誘拐されたという話なんですけど、それ以上は事実か噂かも含めて、何もわからないんです」
  そうですか。なんか情報が入りましたらすぐに連絡しますよ。
  と、電話を切ったものの、どうすりゃいいものか。
  まずは東京の「FRIDAY」編集部にいる担当者に電話を入れましたが、日本ではまだなんのニュースも流れていないことがわかりました。そこで、これからそういうニュースが入りそうだと伝えておきました。
  ファルージャでは3月31日にアメリカ人3人を含む外国人4人の民間人が殺害され、焼けた遺体が橋から吊り下げられるというショッキングな事件が起きていました。その反動から、米軍が街を包囲して戦闘状態になっているのです。
  そこで取材していたとなると、日本だとやっぱりフリーランスだろうな。日本の新聞やテレビが戦闘地域に社員を出すとは思えません。とすれば誰だろう?
  2時半ごろになって、ふたたび電話が鳴りました。今度は別の社の記者からです。
「日本人が拘束された件について聞きました?   3人のうち1人は『週刊朝日』に出入りしているカメラマン。もう1人はフリーライター、それからもう1人は女性でNGO関係者らしいですよ。あ、あと彼らの拘束された様子がビデオテープに撮られてるみたいで、それがもうすぐアルジャジーラで流れるみたいです。彼らの要求は自衛隊のイラクからの撤退のようですよ。3日以内にそれを実行しないと人質を殺害すると言っているようです」
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