RE:>日本国憲法と国連憲章(2a)
投稿者: etranger3_01 投稿日時: 2004/08/11 16:43 投稿番号: [229643 / 280993]
ロンロンさん、前提となる根本的な問題がわかったところで、次の具体的な問題の指摘にはいります。これは、国家間の力関係という不安定要素や主権に関わる部分です。
> 【国際紛争】
>
> 国際紛争の解決の手段としては、国権の主動たる戦争行為は永遠に放棄する。
>
> まず第一に、交渉、審査、仲介、調停、仲裁裁判、司法的解決、地域的機関又は地域的取極の利用その他平和的手段による解決を
> 求める。
>
> これによって解決しない場合は、国連に紛争の解決を付託する。
●国際機関に国家の命運を預けてよいのか?
まずこの部分ですが、このように国連などの国際調停機関に付託する場合、それは多国間の利害(力関係)が渦巻く安保理のような政治・軍事的決定権を持つ機関に事態が付託されることになります。その場合、日本に好意的でない国(たとえば中国など)がその決定機関に属していると、公正・公平な立場からの調停を受けることはほぼ不可能になります。
また、事態を国連総会などのような非決定機関に持ってきても、安全保障に関する決定権が安保理のような決定機関にある限りは、「国際社会の総意」というものに日本の立場を預けることは事実上不可能です。したがって、「国際調停機関」なるものに日本の立場を預けるからには、その国際調停機関がよほど信頼できる、公平・公正な機関であることが必要になります。しかし、果たして国連はそうでしょうか?また、新・国連なるものが発足したとして、それとて各国の利害を調整する機関としては現行国連となんら変わりない機能を持ちますが、安保理のような大国によって独占される機構の存在を国際社会は今度は作らないようにできるでしょうか?
このように、既存または将来の国際機関に独立国である日本の命運を左右させるような決定を下させるというのは、非常に大きなリスクと問題を孕むのです。
これが2点目の問題です。
これは メッセージ 229612 (lonlontimago さん)への返信です.
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