灼熱のイラク戦場日記−3
投稿者: amadeusdus 投稿日時: 2004/08/10 21:03 投稿番号: [229373 / 280993]
高遠さん達の救出活動を始める。
4/9
ホテルロビーのテーブルの上にバグダッドの地図を広げ、ナビールに今日戦闘があった場所について尋ねました。
「まずサダルシティで米軍とシーア派との戦闘がありました。それから、CPAには迫撃砲が撃ち込まれました。あと、昨日我々が通ったアルサラムでは米軍の車列にRPGが撃ち込まれました。えーと、アルアドルの近くでも米軍の車列にRPGが撃ち込まれました。あ、もう一つやっぱり昨日通り抜けたアルアメリヤでも米軍との戦闘が起きています。それとここ、アルドーラでも戦闘が起きてます。あと、アブグレイブでは石油を輸送する米軍のコンボイにRPGが撃ち込まれて、米兵ら9人死亡。それからイタリア人4人とアメリカ人2人が誘拐されました。わかっているのはこれだけです」
これだけって、バグダッドの市内のほとんどが網羅されてるじゃん。
戦闘が起きた地域にマルをつけていったのですが、地図上にまんべんなく散らばっています。おまけに昨日車で走った「安全なはず」の場所が2ヵ所も含まれています。ということは、戦況は日々変わっているというわけですか。用心しなきゃ。
4/10
今日も昨日と同様にサドゥンストリートは封鎖されていますが、回り道をすればなんとかなるかもと考え、午後になって彼らとともにアンダルスパレスホテルへと向かいました。
すると今回は一昨日とは違うフロントマン。彼は快く人質となった高遠さんが書きのこした宿帳を見せてくれました。見ると、昨年11月19日にチェックインしたことがわかります。チェックアウトしたのは今年2月とのこと。
彼女がいた部屋も見せてもらえませんか?
お願いすると、彼女がいつも泊まっていた506号室に案内してもらえました。
高遠さんが宿泊していた1日7USドルの部屋。
「菜穂子はいつも部屋をきれいにしていて、掃除の必要がないほどだった。私たちともフレンドリーに付き合っていたし、あんな事件に巻き込まれてしまって残念だよ」
このフロントマンの言葉に限らず、ホテルのスタッフは彼女のことをみな一様に褒め、心配しています。
「聞けば聞くほど、菜穂子はいい日本人だね」
帰りの車の中、アドナンが口にしました。
これは メッセージ 229158 (amadeusdus さん)への返信です.
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