拘束された豪州女性の手紙No.6
投稿者: amadeusdus 投稿日時: 2004/07/01 01:23 投稿番号: [209428 / 280993]
(抜粋)
朝になって、前夜のことを話し合っていると、奇妙な爆音が聞こえたね、と皆
が言った。私たちの経験では、それはクラスター爆弾の音のようだった。この
爆弾は、大きな爆音で着弾し、ぐるぐると回るような音をあげ、一連の爆発音
とともに子爆弾が拡散して、イラクの子供たちが拾い上げて遊ぶのを待ち受け
る。
クラスター爆弾のおかげで、何百人ものイラクの子供が腕や脚を吹き飛ばされ
た。子供らが草原に転がるこの爆弾を見たとき、子供らの興味を引くように色
と形がデザインされている。この爆弾は悪魔の怪奇爆弾である。ただ人類を殺
し、不具にするためにだけの設計になっている。
もし私たちが聞いたのがクラスター爆弾なら、ファルージャの戦闘がいつ終わ
ろうとも、1、2年あるいはそれ以上、罪もない人々を殺しつづけることにな
るのは間違いない。
もう夜明けはとっくに過ぎていたので、私はバグダッドへの旅は本当に始まる
のだろうかと密かに訝っていた。
ついにドアにノックがあり、急ぐようにと言われた。私たちは荷物を持って2
台の車に乗せられた。私の車を運転したのはイスラム教の導師、後ろの車はそ
の友人だった。
ファルージャ郊外の道に近づくと、何百台もの車が並んで列を作っていて、
まったく動いていなかった。私たちの心は沈んだ。アクラはパニックになっ
た。もう一晩、留め置かれるのだろうか?
車の間を縫うようにして行列の先頭まで行ってみた。そこにいた人たちの説明
では、アメリカ軍が道路を封鎖していてだれも通さないというのだ。1台が道
路を進もうとしたら撃ってきたというのだ。
ひとりの女性が、子どもたちをぎっしり乗せた自分の車を指し示して、言った
「子どもたちを、殺されないうちに避難させたいんですよ。どうして通してく
れないの?」
ほかの車を見ても、ファルージャの血なまぐさい戦闘から逃げ出そうと必死な
家族連ればかりだった。そんな車が数百台も連なっているのだった。
私には、安全圏に逃げようとする人々を米軍が通さないなんて信じがたいこと
だった。
これは メッセージ 207020 (amadeusdus さん)への返信です.
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