イラクで日本人拘束

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ミグ25事件

投稿者: sesa_mikar 投稿日時: 2004/06/16 21:31 投稿番号: [202549 / 280993]
takimota2002さん、こんにちは。

>それから、函館空港へのミグ21ですけれど、あれ、日米とも分かっていて着陸させたのだと思いたいのですが、そうでもなかったのかなあ、気になります。

クリント・イーストウッド主演の映画「ファイアフォックス」ではあるまいし、
日米双方とも承知なんてことは、現実にはなかなかありませんよ(笑)

ヴィクトル・イヴァノヴィチ・ベレンコ中尉が“最重要機密を西側に提供し、
ソビエト体制に打撃を与えるため”亡命を図ったのは昭和51年。
彼は千歳基地に着陸するつもりでいたのが、追跡を避けるために低高度を飛び
(燃料をべらぼうに消費する)コースを間違えて、滑走路長の短い函館空港に
降りる羽目になったのです。
ミコヤンMiG-25戦闘機が空港に強行着陸して、真っ先に駆け付けた日本人が軍
でも警察でもなく、只の民間人でしかも写真を撮っていたというのが、平和な
日本をある意味象徴していました。

>ソ連側が、秘密を知られないように函館などへの攻撃をしてくる可能性が、相当にあるような気がして、自分も怖かったです。

当時MiG-25はソ連の最強戦闘機とみなされていました。
「ソ連空軍がMiG-25の機密を守るために、函館空港を空襲する」という情報が
流れ、全自衛隊や米軍が非常配置に就いたのは事実です。
もともとソ連空軍は日本側への偵察飛行を繰り返しており、日本の防空体制を
熟知していましたから、現実味はあったわけです。
幸いなことに現実にはなりませんでしたが。

調べてみるとMiG-25は、   マクダネルダグラスF-15“イーグル”のような制空
戦闘機ではなく、計画中止に終わったノースアメリカンXB-40“バルキリー”
戦略爆撃機の高高度侵攻に対処するための高高度迎撃機であり、それほど脅威
に感ずることは無かったのですが、それでも「正体がわからない」ということ
が軍事上、一定の力を発揮するという軍事力の一側面が見えた事件でもあった
と私は思っています。

余談ですが私はベレンコ中尉の手記を「リーダーズ・ダイジェスト」で、事件
のことは「航空ジャーナル」で詳しく知りました。
「リーダーズ・ダイジェスト」日本版も「航空ジャーナル」も、今はもうあり
ませんが…。
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