『 怨 憎 会 苦 』
投稿者: atmb88_bb 投稿日時: 2004/06/09 00:27 投稿番号: [197616 / 280993]
仏教用語です。
怨憎会苦:おんぞうえく
この世では怨み憎む者とも会わなくてはならないという苦しみをいい、八苦の一つに数えられる。愛する者と別れなければならない苦しみ(愛別離苦)とともに、我々の意のままにならない世の中のありようを表現している。
→四苦八苦
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『佛教大辞典』小学館
より
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戦争も、テロリズムも、共に愛別離苦、怨憎会苦を生み出すものです。
愛する者との死別する苦痛はいずれ避けては通れないものでありながら、それを受け容れる困難さは例えようもありません。
一方でテロや戦争がもたらす不条理な死は、量り知れない多くの怨み、憎しみを呼び起こします。
憎しみは、その感情を覚えた本人に対しても苦痛を与え、幸を遠ざけるものです。しかしながら、ひとたび湧き上がった、その耐え難き感情を沈めるのは、極めて困難です。
他方で、その憎しみ怨みによって、かろうじて生きる気力を繋いでいる方々もおられます。実際、そういう方を見たことがありますが、憎しみや怨み、怒りなどが生きる為の支え、執念となることもあるのです。そのような方に「憎しみを捨てよ」と言うことは出来ません。
9.11の事件のご遺族の中では、この事件の為に戦争が行われることに反対していらっしゃった方も多く見受けられました。
この事件を契機とした戦争の正当性も疑わしきことながら、ご遺族の報復の応酬のスパイラルから解放される鍵となる境地を学びたいものです。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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