差別語狩りは果てしなく
投稿者: sesa_mikar 投稿日時: 2004/06/07 22:27 投稿番号: [196686 / 280993]
funakosuidesuさん、こんにちは。
>別にサンボが差別用語ではないし、ドキッとすることないんですけどね。。。
でも「差別語だ!」ってことにされると、いちいち使おうと思う
時に気にしなければならなくなるんですよ。
差別語狩りには二つの側面があると思います。
一つは、その言葉が差別的・侮蔑的に「も」使われている場合。
もちろん、差別的・侮蔑的な意味合いを持たずにも使われます。
「ちび」は、これに該当するかな?
これを差別語として禁止した場合、こうなるでしょう。
ある言葉が、差別語として糾弾される
↓
その言葉が使われなくなる
↓
別の言葉が、差別の意味を込めて使われだす
↓
その言葉が、差別語として糾弾される
↓
その言葉が使われなくなる
↓
以降、繰り返し
結果、一般的に使える語彙が、どんどん減っていきます。
その言葉が使われていた頃の文学作品は、原典のままで読めなく
なったり、最悪の場合存在そのものが抹消されるでしょう。
アニメ作品等でも同様です。
もう一つは、その言葉がある者には肯定的に、ある者には否定的
に取られる場合。
「サンボ」がこれに該当するでしょう。
語感からしてアフリカ起源を思わせる言葉ですが、今のアメリカ
で侮蔑的表現であるとしても、アフリカで同じように侮蔑的表現
として使われているのでしょうか?
例えば、海外でベストセラーになった作品の題名が「オカマ・ホ
レホレ」だったとしましょう。
主人公の名前です。
日本語版の発刊に際して、ある同性愛者の団体が、「オカマ」は
同性愛者を侮蔑する表現だから発禁にせよ、と訴えました。
しかし海外では、全く問題になっていない。
原典を記述している言語では、「オカマ」は「美しい・可憐な」
という意味です。
しかも、この物語のキーワードでもあります。
さてこの場合、発禁にすべきか?
根本的には「その言葉が“間違いなく”差別を生み出す」という
ことが断定できるかどうか、が判断材料になるでしょう。
しかし言葉そのものを敵視して、どうなるのでしょうか?
差別・侮蔑は人の心が生み出すものです。
「差別に使われる言葉を無くせば、差別が無くなる」というのは
日本においては言霊信仰にもよるところではあるのですが、合理
的でないのは間違いありません。
これは メッセージ 196242 (funakosuidesu さん)への返信です.
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