イラクで日本人拘束

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自己責任

投稿者: used_nad_uoj 投稿日時: 2004/05/29 01:43 投稿番号: [190164 / 280993]
謹んで、亡くなられたお二人に、心から哀悼の意を表します。合掌。

  お二人ご本人は勿論、ご家族の皆さんが揃って、覚悟をされていたことに驚きと深い感銘を覚えました。それは、今回のバッシングを恐れてというような付け焼き刃の物ではなく、年季の入った覚悟であり、信念なのだと感じました。

  が、然しです。だからと言って、彼らの行動を全面的に肯定するばかりでいいのでしょうか?
  「あれだけ、イラクには退避勧告を出しているのに、残念なことです」小泉首相。
「この際、自己責任なんて、死者に鞭を打つようなことを言ってはいけない」筑紫さん。
「これで、イラクの戦争が遠い国の戦争とは思えなくなりました」古館さん。

  この三つのコメントを並べてみて見ます。
  残念ながら、古館氏の第一声は、論外です。今回のような重いニュースにコメントをする資質のない人と言うべきでしょう。日本の民間人が死ぬまで、イラク戦争は遠い対岸の火事としか見ていなかったと、白状しているようなものですから。
  筑紫さんは、死者が出る前と後、論旨が一貫しているわけだから、それなりに筋は通っています。いずれも自己責任は問うていないのです。
然し、死者に鞭打つのはいけないことだという、感情論で牽強付会をするのは、今、最もたやすいことです。日本の民間人で初めての死者が出たタイミングで、これを言うのは控えておくべきではないでしょうか。放っておいても、日本人は「同胞の死」には過剰反応をします。    そして、イラク人をはじめ、多くの国の民間人が、この紛争で既に命を失っているのですから。

  いずれにしても、生きて帰ったか、なくなったかを判断の基準にした、ダブル・スタンダードをやったのでは、間違いだと言えるのではないでしょうか。
  首相の発言は、さすがというべきでしょう。(更に、理想を言えば、憎むべきはこの残虐なテロリストたちであり、断固として奴らに屈しないとの意を新たにした、と前置きをして欲しかったが)

  前の三人と二人に、自己責任を言ったのであれば、今回も同じように自己責任を責めるべきです。
  覚悟の質が違う、年季が違う、心構えが違う…、それを認めたとして、その上でやはり自己責任について語られるべきです。
  「もしものことがあったら、本望だ。それだけの覚悟と誇り、信念を持ってつづけていることなのだから。間違っても、政府に救助を求めたりしないでくれ」
  そう言ったら、「分かってますよ、そんなこと」と、奥さんが答えた。
  そんな話も、聞いています。凄い人だ。奥さんも凄いと思います。
  そして、現実に、イラクで命を落された。命を賭して凄絶に戦い抜いたのだから、ご本人は本望だったのでしょう。奥さんも、ご主人を心から誇りに思えるでしょう。

  然し、自分の命を賭すことだけで、自己責任を果たせたと言えるのでしょうか。
  多くの国民が、このニュースを知って深く心痛を味あわされた。やりきれない気持ちにさせられた。彼らの姿を英雄視して、真似をする若者を続出させる恐れを残した。
  国の世話にはならないと言っても、その事後処理に関して、またしても多くの政府関係者の手を借りなければならないのだし、税金が使われることにもなるのです。
  イラクの復興支援のために派遣されている自衛隊の行動にも、何らかの悪影響を及ぼすことにもなる。
  これらは、いずれも彼ら二人が命を落とすことで片づけられないのです。

  最後に、是非付け加えておきたいのは、亡くなられた橋田伸介さんは、現地の自衛隊を取材されて、真摯に救援活動をされている自衛隊の方々には、ただただ頭の下がる思いだった、と語っておられていたことだ。
  何はともあれ、残念な事件だ。









  狂牛病は、現代版タリバンだ!
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