国益は支配者だけのものではない
投稿者: SKJ3709_yho 投稿日時: 2004/05/28 02:31 投稿番号: [189167 / 280993]
korea_sweetさん、こんにちは。
幾分(いや、随分か)以前の書き込みへのレスですね。
>>これに対して、国と国との外交は基本的に国益追求のぶつかり合いです。
>正確に言うと、それぞれの国の支配者の利益のぶつかり合いですね。
正確、でもないような…。
国民の利益、も国益だと思います。
“支配者”っていう言い方だと、何か国益が「支配者個人の利益・権益」
みたいになりますね。
そう単純に言い切れないでしょう。
“支配者”の対になる言葉は“被支配者”。
“搾取する者”と“搾取される者”とすると、階級闘争史観みたいだな。
かつての琉球王朝や李氏朝鮮王朝、そして現在の北朝鮮では、国民とは
国を支配する者へ奉仕・貢献するものでしたから、国益即ち支配者個人
の利益と考えても良かったでしょう。
そのために、一般国民や奴婢は酷い目に遭っていますが。
そうでない国、例えば現在の日本で見てみるとどうか。
例えば自由貿易協定(FTA)。
特定の二国間での貿易品について、その関税を低くするか撤廃すること
で貿易を盛んにすると共に、輸入品の価格を下げることでお互いの経済
に良い影響を与え合う(国民の利益になる)ことを目指すものですが、
例外品目を巡ってお互いの主張がぶつかり合うことも多いのが現実。
農産物を輸入する日本としては、自国の農業を保護する立場から自国の
農産物の価格競争力が失われると農家の不利益になりますから、関税は
掛けたままにしておきたい。
農産物の輸出国(例えばメヒコ)にとっては、輸出時の関税が無くなれ
ば日本で自国の農産物がもっと売れて、農家の利益になりますから関税
は撤廃したい。
その両者のせめぎ合いが外交交渉になっています。
この場合、国益とは「自国の農家(つまり国民の一部)の利益」。
近代国家(国民国家)においては、国家を運営する政府の責務には国民
の生命の保護とその利益の擁護が含まれます。
ですから、国益とは国民の利益を含みます。
例え、その「国民」が“支配者”の支持母体であるとしても。
※
もちろん、外交担当者にその意識が無ければお話になりませんが。
話は変わって…。
プロフィール、読ませていただきました。
>ハングル検定2級合格。
韓国語/朝鮮語ができるんですね。羨ましい。
私はハングルの字母は知っているので「読む」ことはできますが、肝心
の意味がさっぱり判らないので殆ど役に立ちません(苦笑)
これは メッセージ 188646 (korea_sweet さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019567/a5a4a5ia5afa4gffckdcbfm94bab_1/189167.html