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劣化ウラン弾の豆知識

投稿者: touch_37dayon 投稿日時: 2004/05/14 00:26 投稿番号: [177136 / 280993]
>メリットは、大有りでしょう。何せ、砲弾を打ち出すのに、何十億円もする戦車が、不必要になるのですから。

この点多少世間でも誤解されているようですので補足させていただきます。

>劣化ウラン弾は重いから威力がある

正確には固くて重い弾頭を“高速で”発射するから威力があるのです。ただ重いだけでは戦車の装甲は貫通できません。運動エネルギーを利用する劣化ウラン弾にとってこの高速という点が非常に重要なのです。
また劣化ウランは比重が重いという理由で弾芯に使われているのであって決して放射性物質だから威力があるということではありません。←これ重要なことです

戦車砲弾には大きく別けて徹甲弾(アーマーピアシング弾=AP弾)と成形炸薬弾(ヒート弾)とがあり劣化ウラン弾は前者に分類されます。AP弾の破壊原理は先に述べたように運動エネルギーですので重ければ重いほど速ければ速いほど威力を増しますが、それに比例して当然反動も大きくなります。
中学の理科で作用反作用を習った人であればなぜAP弾が戦車のような大掛かりな砲でなければ撃てないのかご理解いただけると思います。
徹甲弾はあくまでも装甲を貫くための兵器であり、そのためには高速で撃ち出さなければ意味が無いのです。

一方のヒート弾ですが、こちらは着弾と同時にすり鉢状に成形した炸薬を燃焼させて中心に燃焼エネルギーを集中させ装甲を焼き切るというものです。破壊原理そのものがAP弾とは違うため高速で撃ち出す必要がなく反動が少ないため戦車砲だけでなく装甲車両や携帯用の対戦車兵器としても多用されています。

市街戦で使うのであれば現在使われている携帯ロケット砲の方がはるかに安くて有効な兵器です。上記はあくまでも戦車などの装甲車両に特化した兵器であり、ゲリラの使用している携帯ロケット砲とは根本的に異なります。ましてや徹甲弾用素材として使うことに意味のある劣化ウランが無反動砲や携帯ロケット砲に使用されるなどということはまずあり得ません。

おわかりいただけましたでしょうか。
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