最後に>hana117hanaさん
投稿者: cartesien21 投稿日時: 2004/05/09 01:29 投稿番号: [171390 / 280993]
>反省と謝罪は似て異なるものです。
私は今回の人質に反省すべき点があったかどうかについて、判断する材料を持ちません。少なくとも、政府の避難勧告を無視したということだけでは、落ち度や過失にはなりません(そうでないと、民間活動やジャーナリストは政府の許容範囲でしか活動できないことになります)。そして、もし彼らに具体的な判断の甘さや過失があったのだとすれば、そのことは拉致され殺されそうになった彼ら自身が、拘束されている間に何度も苦い思いで「ああすればよかった。こうするべきではなかった」と反省していたはずです。そのことを部外者の私がことさら責める気にはなれません。
>「異端者排除」だと言って総ての批判をシャットアウトする事は簡単です。
>しかし、世の中には様々な価値観があります。
>どれかが間違っていて、どれかが正しい訳ではないのです。
あなたの考えは相対的に過ぎるように思います。価値観に絶対はありませんが、現在の日本や欧米諸国は、社会の基盤として人道主義や人権尊重思想を共通の価値観とし確立しています。憲法規範はまさに人道主義の価値体系です。
今回の人質バッシングは、なんら犯罪や反社会的行為を行ったわけでない一私人に対して加えられた大量の誹謗中傷、名誉毀損、侮辱であって、明らかな人権侵害です。このような行為は人道主義の価値観ではとうてい容認できないものであって、「理解」すべき対象に入りません。犯罪や人権侵害を「理解」したり、その「意義」を認めることなどありえないことです。
とにかく、目の前でこれほどひどい人権侵害が行われているのに怒りすら感じず、傍観者的に論評したり、冗談のように誹謗中傷に加わったりする人たちの非人間性には驚くばかりです。
>私は事件の一報の時点で、「可哀想だけれども、もしも助からなくても自分の行動の結果だから仕方がない」と既に考えていたからです。
この意味での自己責任は誰も否定しません。彼ら3人自身がそう考えてイラクに入ったはずです。問題は、避難勧告を無視して行ったのだから国家にかけた「迷惑」に責任をとって謝罪しろという非難です。
また、家族が政府に責任転嫁したという非難もありますが、身内が誘拐されて焼き殺すと脅されている家族の気持ちにあまりにも不寛容・不人情すぎて情けなく感じます。
では、この程度で。
これは メッセージ 171067 (hana117hana さん)への返信です.
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