自己責任
投稿者: kijiru 投稿日時: 2004/05/03 01:12 投稿番号: [159766 / 280993]
「国のお金を使ってまで助けるなんて」という議論がありますが、
そもそも、日本政府は外国で行方不明になったり、犯罪に巻き込まれた邦人。
メディアで取り上げたり、政府や大企業の関係者でもなければ
いままでだって「自己責任」を原則にほっておかれてきました。
外務省が大金を払って救出するなどありえません。
そんな日本人を探すご家族の悲痛な張り紙がアジアのホテルの
あちらこちらに貼っているじゃないですか。
私たちが忘れてはいけないのは、政府が今回の救出活動を行ったのは
あくまで「政権維持」のためです。今までのように「自己責任論」をとったのなら
政権がもたないと判断したのです。なぜ人質の家族が小泉さんたちの
職を維持するために高い金を払わなければいけないのでしょうか。
そして何より許せないのは、渡航禁止を打ち出そうとしたことです。
3人組の行動は一種の遊びですが、しかしもしこれがイラク人を家族に持ち
その身を案じて訪れた邦人だったらどうなのでしょうか。
家族のもとに訪れるのも禁止するのでしょうか。私はアラブの各国に、共に暮らし
てきた友人・恩人がいます。そこを訪ねるのも違法行為なるのでしょうか。
政府の役割には、国境を越えた人間同士の結婚・親交があるのを前提として
その人たちが動きやすい外交を行うことも含まれています。かつての戦争を通じて、
国境で引き裂かれた家族の悲劇を私たちは知っています。そうした悲劇をつくらない外交を行わなければ、過去の教訓を何も生かせないことになる。
勝手に戦争に加わっておいて、その国に行くなという、何かあれば自己責任という。
それは政府が決めた人間とだけ付き合え、というに等しいのではないのでしょうか。
これは メッセージ 159758 (kesselerseller さん)への返信です.
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