Re:なんで…?
投稿者: banzaidoc 投稿日時: 2004/04/29 17:40 投稿番号: [147120 / 280993]
事が起きてしまったことは仕方がないこととして、その後の対応が問題だったのではないだろうか。
僕としてはあの犯人グループからの脅迫ビデオを突然見せられたご家族がいかに切羽詰った気持ちで政治家やマスコミに人質の救出を訴えたかも理解できるし、解放直後にリラックスしてお菓子を食べたりジュースで乾杯というのは別に全然構わないと思った。
ただ、高遠さんについては一つだけ気になることがあるんだ。それは「イラクの人たちのことが嫌いになれない」と言ったこと。好き嫌いといった感情で動くととても危険だからだ。好きだからボランティアに行ったのではなく、そうすべきと決心したから行ったのであればまた解放後のコメントも全然違ったものになったと思うんだ。あのコメントに、悪いんだけど僕は途方もない幼稚性を感じてしまった。それは心が純粋であるというのとはまた違う。好き嫌いというのは実に自己中心的な思いなんだ。
好奇心や冒険心、感情論から危険地帯に無鉄砲に飛び込んでいくのと、ある確実な決意をして向かうのとは違う。僕は残念ながら今回の3人には前者の可能性を感じ取ってしまったんだ。日本の若い世代は戦争を知らない。知らないということが「幸福」でもあり、また「悲劇」でもある。作家の村上龍さんもどこかでそんなことを書いていた。
外国のメディアにはその「幸福」な側面を、これも一方的で無責任な形で取り上げられたんだろう。他の国の人たちは家計が苦しいとか、経済的な事情からイラクに入国しているのに、日本人は違う。ここにヒューマニズムを見て褒め称えるのは本当に簡単なことだ。
ただ、「悲劇」の側面を僕たちは3人と同じ日本人として知っている。掲示板の中にはいたずらではなく親身になって3人のことを批判・非難している人だっている。それは平和ボケという「悲劇」の側面を、同じ国の同じ時代に生きる者として共有しているからではないかと思う。この共感は外国人にはどうひっくり返ったって分からない。歴史の経験はバカにはできないものだよ。
ただ、どんな出来事でも、後々その人を大きく成長させていくということはある。「ブラックジャックによろしく」の中の北先生じゃないけど、もしも5年後にも3人が同じ仕事を、同じ問題意識でやっていたらそれは本物なんじゃないかな。ただ、3人の今後の生き方について余計な揶揄をする権利は僕にはないと思っている。
あともう一つ…go komachiさんのコメントは恐い。「偉人」とか「勇者」とか、そんな言葉で3人を煽ってしまったら、それは本当は3人のためにはならないんだよ。それはむしろあの3人にとっては特に残酷な称号であるような気がする。感情的なヒロイズムに酔って、誰かをそのように仕立ててしまうことは簡単だけれど、その本人たちがそれによってどんなものを背負い込むのか、それは実に残酷な現実なんだよ。オリンピック選手の試合前のプレッシャーを考えてみたらいい。かつて日本のマラソン選手で、そのようなヒーローとしてのプレッシャーに耐え切れずに自殺してしまった人もいたんだよ。
go komachiさんがふざけて書いているんなら安心なんだけど、もし本気でそう思っているのだったら、それはファシズムの一つでもあるんだよ。何より3人のためにならない。いたずらでボロクソ書いている人よりも、何か奥深いタチの悪さ、残酷さというか、恐怖すら感じることがあるよ。
僕としてはあの犯人グループからの脅迫ビデオを突然見せられたご家族がいかに切羽詰った気持ちで政治家やマスコミに人質の救出を訴えたかも理解できるし、解放直後にリラックスしてお菓子を食べたりジュースで乾杯というのは別に全然構わないと思った。
ただ、高遠さんについては一つだけ気になることがあるんだ。それは「イラクの人たちのことが嫌いになれない」と言ったこと。好き嫌いといった感情で動くととても危険だからだ。好きだからボランティアに行ったのではなく、そうすべきと決心したから行ったのであればまた解放後のコメントも全然違ったものになったと思うんだ。あのコメントに、悪いんだけど僕は途方もない幼稚性を感じてしまった。それは心が純粋であるというのとはまた違う。好き嫌いというのは実に自己中心的な思いなんだ。
好奇心や冒険心、感情論から危険地帯に無鉄砲に飛び込んでいくのと、ある確実な決意をして向かうのとは違う。僕は残念ながら今回の3人には前者の可能性を感じ取ってしまったんだ。日本の若い世代は戦争を知らない。知らないということが「幸福」でもあり、また「悲劇」でもある。作家の村上龍さんもどこかでそんなことを書いていた。
外国のメディアにはその「幸福」な側面を、これも一方的で無責任な形で取り上げられたんだろう。他の国の人たちは家計が苦しいとか、経済的な事情からイラクに入国しているのに、日本人は違う。ここにヒューマニズムを見て褒め称えるのは本当に簡単なことだ。
ただ、「悲劇」の側面を僕たちは3人と同じ日本人として知っている。掲示板の中にはいたずらではなく親身になって3人のことを批判・非難している人だっている。それは平和ボケという「悲劇」の側面を、同じ国の同じ時代に生きる者として共有しているからではないかと思う。この共感は外国人にはどうひっくり返ったって分からない。歴史の経験はバカにはできないものだよ。
ただ、どんな出来事でも、後々その人を大きく成長させていくということはある。「ブラックジャックによろしく」の中の北先生じゃないけど、もしも5年後にも3人が同じ仕事を、同じ問題意識でやっていたらそれは本物なんじゃないかな。ただ、3人の今後の生き方について余計な揶揄をする権利は僕にはないと思っている。
あともう一つ…go komachiさんのコメントは恐い。「偉人」とか「勇者」とか、そんな言葉で3人を煽ってしまったら、それは本当は3人のためにはならないんだよ。それはむしろあの3人にとっては特に残酷な称号であるような気がする。感情的なヒロイズムに酔って、誰かをそのように仕立ててしまうことは簡単だけれど、その本人たちがそれによってどんなものを背負い込むのか、それは実に残酷な現実なんだよ。オリンピック選手の試合前のプレッシャーを考えてみたらいい。かつて日本のマラソン選手で、そのようなヒーローとしてのプレッシャーに耐え切れずに自殺してしまった人もいたんだよ。
go komachiさんがふざけて書いているんなら安心なんだけど、もし本気でそう思っているのだったら、それはファシズムの一つでもあるんだよ。何より3人のためにならない。いたずらでボロクソ書いている人よりも、何か奥深いタチの悪さ、残酷さというか、恐怖すら感じることがあるよ。
これは メッセージ 147030 (panaceaforpeace さん)への返信です.
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