Re: 活発化する中国のスパイ 露などに比べ
投稿者: isamu309 投稿日時: 2007/12/26 16:13 投稿番号: [64154 / 66577]
>なにがなんでも軍が悪いとなれば、これはGHQに植え付けら
れた自虐史観とも通じるわけで、私としては若干の異を唱えたいね。<
誤解をして欲しくないのですが、私は旧軍だけが悪いなどとは毛頭思っていません。当時の日本の抱えていた政治的体制的矛盾や外圧が、軍部独裁という暴走に最終的に結びついたものだと思います。
明らかに欧米諸国から人種的な偏見に基づく外圧が存在したことは事実です。
しかしそれと同時に日本の内政、対外政策そのものにも諸々の問題があったことも事実です。少なくとも大政翼賛会という民主主義の自発的な放棄は、日本の憲政史上最大の汚点であり、二度と再びこれに至るような状況を作り出さない様、反省すべき点は反省すべきだと思うのですが、それが自虐なのでしょうか?
ちなみに私は、二二六事件は貧困層出身の軍若手将校が、富の偏在が内政の腐敗にあるとして暴走したものだと理解しています。
当時の地方農家に生まれた優秀な青年は、大抵軍に入る位しか出世の方法がありませんでした。また仮に彼らが多少出世しても彼らの生家やその周辺の窮状が改善されるわけでもありませんでした。そして出世した彼らが目にするのは、一部の資本家や高級将校の豊かな生活です。
このような背景を察すれば、かかる暴挙に出てしまった事情も決して許されざる事ながら、現代の私に置いてすらもやはり理解できないことではありません。まして当時の陸軍内部の同様な出自を持つ将校たちに、事件首謀者たちへの同情があったことは想像に難くありません。このような環境が、最終的には軍部全体を包む政治軽視の独善的な発想へと繋がっていったのだと思います。
つまり軍部独裁を生み出した原因の一つは、社会的な不公正に基づく富の偏在と、それを是正するだけの政治的な能力の欠如にあった、と思うのです。
私としては、このような轍を二度と踏まないよう日本国民全体が自戒し、より理想的な民主政治と社会的な公正さを実現するよう努力し続ける必要がある、とただそう思うだけなのです。お判りいただけたでしょうか。
これは メッセージ 64150 (deliciousicewhisky さん)への返信です.
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