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Re: 詰め込み教育追補

投稿者: tokagenoheso 投稿日時: 2007/12/06 10:22 投稿番号: [63829 / 66577]
詰め込み教育に就き少し言いっぱなしだったようなので、追補します。

野生さんのおっしゃる詰め込み教育とは、考える力を無視してとにかく知識だけを詰め込む、丸暗記テスト向けのものという意味合いがあるのでしょう。

むろん、それは私も反対です。

ただ、詰め込み教育の本来のあり方とは、結晶記憶(以前解説済み)のベースになる基本データを意図的に蓄積させることです。いま、キレる子供の増加が問題になっていますが、その原因の一つとして言語能力の未発達が挙げられています。

人間は言語で思考しています。日本人であれば脳の中で日本語を使用して者を考えているわけですがその日本語が未発達であれば思考能力も十分に発達せず、また他者とのコミュニケーションも上手く出来なくなります。

これがキレる原因であり、そうなるのはたとえば昔であれば子供が大勢居て子供同士で遊んでいたために自然に言葉を習得し、意志疎通の方法も学んでいたのが、今は子供がゲームに熱中し子供同士の交流が減ったために言語能力の発達が阻害されているとはよく指摘されています。本を読まなくなったこともありますし、一方的な言葉の垂れ流しをしているテレビも問題です。会話が成り立ちませんから。

この言語能力は臨界期以前に身につけなければなりません。5歳の子供がどこの国に行こうが、現地の子供達と交わっている内に、3ヶ月もすれば年相応の意志疎通には不自由しなくなるのはその能力が子供にあるからで、大人には到底真似の出来ないことです。

言語能力を一例にしましたが、色彩、味覚、運動、音感そのたいろいろな領域で一生を左右する能力は臨界期以前に培われ、その時期を逸すると単に知識として学ぶことが出来るだけになります。

動物は人間も含め楽をしたいものであり、言語能力、その他の基本能力も必要がない限り自分からは学ばないように出来ています。ペットの猫がネズミを捕らないようなものです。猫本来の生き方はもう出来なくなっています。

放っておけば子供がゲームやテレビにかじりつきキレるようになるのは実際に見聞きすることです。人間本来の知的生活が出来なくなるのは当たり前です。

したがって、詰め込む必要があるのです。自然に本人に任せて於いては、身に付かないからです。詰め込み教育の是非は云々するようなことではなく、臨界期以前の子供には詰め込まなければならないと言うことです。また、臨界期以前ではそのように脳が出来ているわけです。

それがなければ応用力理解力推理力ひらめきなどはいくら強制してもはったつしません。

詰め込んだ上で、上記の能力を開発すべく教育をする必要があると言うことです。
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