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Re:暗黒時代

投稿者: tokagenoheso 投稿日時: 2007/07/05 12:23 投稿番号: [62527 / 66577]
>日本は詰め込み教育ですからね。

>日本の教育をあまり高く評価しない方がよいという気がします。

教育レベルの評価は難しいですね。たとえばイスラム諸国などでは子供に厳重な宗教教育を施します。むろん神の言葉ですから疑問は許されません。すべて真実だといわば刷り込まれ、優秀な生徒は高い教養を得たと褒め称えられます。

彼らの教育レベルと、日本の教育レベルを比較は出来ません。彼らの基準で言えば日本の教育など低脳を育てている哀れな物なのでしょう。価値観の違う彼らと教育レベルの論議をしても意味がありません。

教育とは価値観と堅く結びついているので、価値観の違う文化同士で絶対的な基準はない、と言うことです。

国債数学コンクール、科学コンクールなどで近年日本の得点レベルは下がってきていると言われていますが、上位グループでは確かにそうかもしれません。

しかし、平均レベルで考えたとき、単純に日本の識字率は15才以上の通常の知的レベルの人間では100%です。これは、欧米でもほぼ同じなのですが、アメリカなどでは自分の名前を書ければ識字者と認定されるなど、kの識字率自体が国際比較できる者ではありません。

その意味で、日本はエリート教育はしないが平均教育レベルを挙げるための教育システムを採っていると言うことです。欧米では飛び級があり、エリートには徹底した特殊教育を施し、少数のエリートが大衆を率いるという形をとっています。インドが最近急速に工業化をしたのもその方針を取り入れたからです。

このような教育システムは、たとえば工業製品で一部のエリートが画期的な発明をしてもそれを工業化する一般のレベルが低いために商品化できないという欠点をもたらします。

日本の場合、エリートは少なくとも共同研究で相当高いレベルの発明を成し遂げ、しかもそれを一般化し商品化する能力に長けています。

トランジスタ、レーザー、IC、ビデオ、ロータリーエンジンなど、欧米で発明されながら日本で完成し商品化されるケースが多いのはそのためです。

政治でも同じ事が言えます。一般大衆が政治参加をあきらめているか居ないかの違いです。

また、詰め込み教育も最近は海外で見直されています。子供は無条件で教えられたものを覚え込みます。しかし、その価値を判断するための経験がありません。したがって子供時代には出来るだけ多くの知識を覚えさせ、経験を積んでからそれをどう利用するかで、初めて創造性が意味を持つということです。

子供には理屈抜きの詰め込み教育が必要であり、しかし、それを認識して詰め込む内容を取捨選択しなければイスラム原理主義教育と同じ過ちを引き起こすと言うことですね。

日本の教育に問題があるのはむろんそのとおりです。そのためにいろいろ試行錯誤をしなければなりませんし、教育とは学校教育のみならずメディアや周りの大人たちの行動による社会教育もあります。

日本の青少年犯罪が非常に少ないなど(マスコミでは少年犯罪が増加しているかのような報道が氾濫していますが、事実は昭和26年あたりをピークに減少を続けていて、世界最低レベルです。むろん、短いスパンでの多少の増減はありますが)、日本の教育が決して失敗だけと言うことはないでしょう。むろん、成年犯罪も非常に少ないのはご存じだと思います。教育もまたその一要素と考えられないでしょうか。
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