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>nervesguyさんへ推薦書籍です。

投稿者: wmbyq010 投稿日時: 2004/07/19 14:57 投稿番号: [6021 / 66577]
東アジア・イデオロギー
を超えて
古田博司
四六判上製   本体 2400円  


平成16年度・第5回読売・吉野作造賞受賞


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著者からのメッセージ   古田博司

『東アジア・イデオロギーを超えて』という本を書きました。東アジアとは、私たちの住むこの地域のことで、日本・中国・台湾・韓国・北朝鮮が含まれます。
  ここでの思想的に共通なものを問題にしています。それが中華思想であり、自分たちを文化の中心と考え、まわりを劣位と見なし侮蔑するイデオロギーのことです。これが歴史的に各国に分有され、お互いに相手を下に見て、なかなかその文化を学ぼうとしません。まず、これを核とする各国のナショナリズムの存在を自覚します。
  つぎに、そのナショナリズムが現在の東アジアでどのように発展しているかを書きました。その究極が北朝鮮の全体主義体制イデオロギーで、そこには昔の日本の国体思想も影響を与えています。そして九〇年代に入ると、同国は軍事カルト国家化していくのです。
  本書では、東アジア諸国と交際する上で注意すべき点に決して無自覚であってはならないとし、それを超克していく方法を考えます。


書評より   北岡 伸一(東京大教授)

  東アジアの特徴を、儒教を副次的要素とする中華思想を分有することだと考える。それは、共通の文化的伝統ではあるが、相互の連帯を阻害する方向に作用する。

  中華思想とは、いうまでもなく、自国が世界の中心とし、他を野蛮と見る思想である。そういう思想は世界中にある。

  中国の中華思想の特色は、礼を重視することである。
  礼とは、忠や孝のような徳目を表現するためのマナーのことである。

  たとえば士大夫が父の喪に服する場合、もがり前には、藁小屋に住み、土の塊を枕に、こもに寝て、昼夜の別なく哭き、水物を口に入れないとされる。それが礼であり、文明の証しであった。

  中華思想は東アジアに広がった、ベトナムは15世紀になると、自らを中国(北国)と対等の南国であるとし、ラオスやカンボジアに対して中華思想で臨んだ。

  朝鮮でも17世紀には自らを小中華と位置づける思想が登場し、日本などは野蛮な夷狄だと見るようになった。
  とくに礼を重視した朝鮮から見れば、ちょんまげ、褌の日本は最悪だった。

  一方、日本では、礼ではなく、天下泰平を誇りとする皇帝思想が江戸時代に発展した。
  このような東アジア世界で、礼軽視の日本が大陸に膨張したのだから、問題は複雑かつ深刻だった。
  一方で日本のアジア主義者たちがなぜ挫折し続けたかも、連帯感と優越感の交錯という点から、分析されている。

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  ということで、多局面からの切り口を理解する事が教養人となるのでしょう。

  あたしゃ、学は知識を多面にして、遊びは知恵を多彩にすると想うておる。中華思想や中国を理解するという事はそういうもんだ。

  そうだっぺさ。
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