Re: 読み方によって、トカゲ様へ
投稿者: cobapics0506z 投稿日時: 2006/02/25 01:32 投稿番号: [52640 / 66577]
天台は南岳より三種の止観を伝えたまえり。
一には漸次、二には不定、三には円頓なり。みなこれ大乗にして、ともに実相を縁じ、同じく止観と名づく。(略)・・・
円頓とは初めより実相を縁じ、境に造(いた)るに即ち中道にして、真実ならざることなし。縁を法界に繋け、念を法界に一(ひとし)うす、一色一香も中道にあらざることなし。己界及び仏界、衆生界もまたしかり。陰入みな如なれば苦の捨つべきなく、無明塵労即ちこれ菩提なれば集の断ずべきなく、辺邪みな中正なれば道の修すべきなく、生死即ち涅槃なれば滅の証すべきなし。苦なく集なきが故に世間なく、道なく滅なきが故に出世間なし。純(もっば)ら一実相にして実相の外さらに別の法なし。法性寂然たるを止となづけ、寂にして常に照らすを観と名づく。初後をいうと雖も二なく別なし。これを円頓止観と名づく。
漸と不定とは置いて論ぜず、今は経によってさらに円頓を明かさん。甚深の妙徳に了達せる賢首のいうがごとし、「菩薩は生死に於いて最初に発心する時、一向に菩薩を求めて堅固にして動ずべからず。かの一念の功徳は深広にして崖際なく、如来、分別して説きたもうに、劫を窮むるも尽くすこと能わず」と。この菩薩は、円の法を聞き、円の信を起こし、円の行を建て、円の位に住し、円の功徳を以って自ら荘厳し、円の力用をもって衆生を建立す。
いかんが円の法を聞くや。生死は即ち発身なり、煩悩は即ち般若なり、結業は即ち解脱なりと聞くなり。(略)・・・
*********************
以上は座禅の書『摩訶止観』(序章第一節・第二項)からほんの少しを摘み取って来た。言うまでも無くこれは単なる実践的意味の禅書ではなく、法華玄義、法華文句と併せ、天台三大部とも言われるほど、教理的にも思弁的にも極めて重要かつ基本的な仏教教学の本である。
なぜ円頓についてお勧めするかというと、僕の浅痴識から見れば、トカゲ君に有用なのではないかと思います。(全く揶揄の意味ではなく)
色々ネットで調べたのですが、意外と「止観」の解説HPが少ないようです。岩波文庫『摩訶止観 上下』関口真大校注がいいと思います。
法華経のHPなら様々あるけど、お勧めできません。多少個人的趣味というか、自説をを織り込む解説もあるので、やはり避けた方がよかろうかと。岩波文庫『法華経』上下 坂本幸男訳注、小学館学術文庫『法華経を読む』鎌田茂雄著の方がいいと思います。
まあ議論を円滑に持って行けることに期して。
一には漸次、二には不定、三には円頓なり。みなこれ大乗にして、ともに実相を縁じ、同じく止観と名づく。(略)・・・
円頓とは初めより実相を縁じ、境に造(いた)るに即ち中道にして、真実ならざることなし。縁を法界に繋け、念を法界に一(ひとし)うす、一色一香も中道にあらざることなし。己界及び仏界、衆生界もまたしかり。陰入みな如なれば苦の捨つべきなく、無明塵労即ちこれ菩提なれば集の断ずべきなく、辺邪みな中正なれば道の修すべきなく、生死即ち涅槃なれば滅の証すべきなし。苦なく集なきが故に世間なく、道なく滅なきが故に出世間なし。純(もっば)ら一実相にして実相の外さらに別の法なし。法性寂然たるを止となづけ、寂にして常に照らすを観と名づく。初後をいうと雖も二なく別なし。これを円頓止観と名づく。
漸と不定とは置いて論ぜず、今は経によってさらに円頓を明かさん。甚深の妙徳に了達せる賢首のいうがごとし、「菩薩は生死に於いて最初に発心する時、一向に菩薩を求めて堅固にして動ずべからず。かの一念の功徳は深広にして崖際なく、如来、分別して説きたもうに、劫を窮むるも尽くすこと能わず」と。この菩薩は、円の法を聞き、円の信を起こし、円の行を建て、円の位に住し、円の功徳を以って自ら荘厳し、円の力用をもって衆生を建立す。
いかんが円の法を聞くや。生死は即ち発身なり、煩悩は即ち般若なり、結業は即ち解脱なりと聞くなり。(略)・・・
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以上は座禅の書『摩訶止観』(序章第一節・第二項)からほんの少しを摘み取って来た。言うまでも無くこれは単なる実践的意味の禅書ではなく、法華玄義、法華文句と併せ、天台三大部とも言われるほど、教理的にも思弁的にも極めて重要かつ基本的な仏教教学の本である。
なぜ円頓についてお勧めするかというと、僕の浅痴識から見れば、トカゲ君に有用なのではないかと思います。(全く揶揄の意味ではなく)
色々ネットで調べたのですが、意外と「止観」の解説HPが少ないようです。岩波文庫『摩訶止観 上下』関口真大校注がいいと思います。
法華経のHPなら様々あるけど、お勧めできません。多少個人的趣味というか、自説をを織り込む解説もあるので、やはり避けた方がよかろうかと。岩波文庫『法華経』上下 坂本幸男訳注、小学館学術文庫『法華経を読む』鎌田茂雄著の方がいいと思います。
まあ議論を円滑に持って行けることに期して。
これは メッセージ 52633 (tokagenoheso さん)への返信です.
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