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貼り付け (1)

投稿者: doshirotojp 投稿日時: 2005/11/12 13:04 投稿番号: [46570 / 66577]
中国がしみじみと味わう靖国外交失敗の悲哀(1) 本誌編集長   大島信三

神舟6号に救われる

  中国の有人宇宙船、神舟6号が帰還することになっていた十月十七日の午前、突然のごとく小泉純一郎首相は靖国神社を参拝した。王毅駐日大使はこのおめでたいときに参拝するとは、「中国人民に対する重大な挑発」と息巻いたが、内心ではホッとした部分もあったのではないか。中国人民が宇宙船にクギづけになる日を選んだのは、案外北京政権に対する小泉流の配慮ではないかとかんぐりたくなるくらいだ。

  神舟6号は軍事目的が濃厚で要注意だが、中国はそんなところへ莫大な資金を投じて大丈夫なのか。宇宙船を飛ばしたり、小泉首相の靖国参拝を批判するのは構わないけれど、いまのままであの国はもつのだろうか、と心配する向きも少なくない。途方もない社会格差によって、中国の内陸部はもちろん、沿海部の一部もかなり危険な状態なのだ。朝日新聞の十月十四日付社説「中国−−貧しい人を救えるのか」には同感するところが多かった。

  ただ、この社説にはビックリした。あろうことか、神舟6号が神州6号となっていたからだ。神州とは神の国という意味。森喜朗元首相がこの言葉を口にしたとき、もっとも突っかかったのは朝日だった。中国を揶揄するブラックユーモアなのか、と思った読者もいたのではないか。いくら虚偽報道で有名になった新聞社とはいえ、このミスは中国をいたく刺激するにちがいないと同情した。それが翌日、訂正が出ないのだ。中国大使館からも抗議はなかった、ということか。王毅大使のスタッフは朝日を読まないのか。翌々日も出なかった。NHK問題のときと同様、朝日はそ知らぬ顔で訂正せずに切り抜けるつもりなのか(十九日付でやっと訂正が出た)。

  十月十七日午前十時すぎ、小泉首相がズボンのポケットから無造作に硬貨をつかんで賽銭箱に投じ、長い参拝を終えたあと、NHKテレビのニュースを見た。与党の公明党からはじまって、民主党も共産党も社民党もみな批判者だから、まさに反対一色だ。そのうちに中国のどこかの街が映し出された。街の声も批判のみ。アナウンサーは、「中国政府、韓国政府の激しい反発が予想される」とあおっていた。こうまでいわれては、両国とも怒らないことにはさまにならない。「近隣諸国は怒っている」とコメントしていたテレビ局もあるが、こぶしをあげたのは中韓の二国だけ。諸国という言葉は三か国以上のときに使ってほしい。

  シルクロード番組を看板にしているNHKにとって中国はとても大切な国だ。こういう微妙な政治問題が発生したときのニュースの作り方には十分神経を使っているのだろう。このときも無難なつくりをしていたが、ほんとうの街の声はどうだったのだろう。「今日は神舟6号で頭がいっぱい。ヤスクニって、あまり関心ないよ」

  という意見をひとりくらい入れたほうが、もっともらしくて臨場感が増したと思う。なにしろ参拝直後で日本人ですら大半はニュースなど見ていないのだ。NHK記者の説明だけで中国の人たちがコメントできるボキャブラリーは決まりきったものにならざるをえない。マニュアル通りにいきたい気持ちはわかるが、ときには冒険心があってもいい。二、三十人に取材すれば、参拝賛成の若者にぶつかるかもしれない。それを思い切って放映すれば、意気に感じた視聴者から受信料未払いのいくばくかは戻ってくるはずだ。

  この日、中国は神舟6号一色で小泉参拝などうまいぐあいに片隅に追いやられ、抗議デモもたいしたことはなかった。小泉参拝でメンツ丸つぶれの胡錦涛・温家宝体制は有人宇宙船の成功に救われたのである。

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