中国は女性の“生命”が否定される国①
投稿者: Mishi_Mishi_01 投稿日時: 2005/11/02 01:05 投稿番号: [45828 / 66577]
90年代の終わりに、中国の地方都市へ旅行しているとき、軟臥(一等寝台車)のコンパートメントで、その都市へ帰る途中だという一人の女医さんと同室になったことがあります。
日本に留学するため、大使館でその手続きをしてきたという彼女は、私が日本語を話すことが判るとさっそく、『日本語での会話の練習相手になってくれ』と頼んできました。
中国国内を汽車で旅行していると、こういうことは珍しいことではありません。私も車中の無りょうを慰めるために、求めに応じて話し相手になってあげることにしました。
彼女が勤めるている病院は、この列車の終点にある町の大きな病院で、彼女自身はそこの産婦人科のお医者さんだという事です。
私は、自分が妊娠した事はありませんし、まァこれからも生涯、出産とは無縁でしょうから、産婦人科のお医者さんが相手では余り共通の話題がありません。
何の話からだったか、中国の新生児の男女の比率が話題になりました。私の頭の中にその頃、日本で話題になり始めていたダイオキシン公害の話があったのでしょう。
空気中のダイオキシン濃度が高まると、受胎した際に女児になる比率が高まるのだそうです。中国ではいたるところで生活ゴミが露天のまま焼かれているし、最近は近代化の影響で発泡スチロールのゴミが、目立ってきましたから、もしダイオキシンの害の話が本当だったら、さぞかし女児の出産率は高まっているでしょう。
ところが、結論から言うと、私の予想は完全に外れていたのです。
『あなたの病院で生まれる赤ちゃんの、男女の割合は何対何くらいですか?』と、私が問いかけたところ、彼女は表情を変えるでもなく、『2対1くらいです。』と答えました。
私は慌てて、『それは、1.02対1の間違いでしょう? 』と聞き返しました(自然の比率では1.05対1に近い数字になるらしいですね)。ところが、彼女は平然として『いえ、2対1です。』と、答えます。
『男の子供が、だいたい女の子供の2倍、生まれます。』
そんな馬鹿な筈はありません! いったい、どういうことなのでしょう?
私が食い下がると、彼女はこう説明しました。
もちろん中国でも、自然の比率はやはり男女がほぼ同数の割合で受胎します。しかし、妊娠が判明すると中国人達は、すぐさま超音波診療機等で胎児が男か女かを判別して、女児だと判った場合は、だいたい半数の両親が我が子を堕胎してしまうのです、と。
そのため、病院で産出される新生児の比率は、男女が2対1になるのだという……。
私はこの話を聞いたとき、しばらくは言葉もでませんでした。
ようやく『で、でも、そういうことは確か法律で禁止されている筈じゃあ……』と聞くと、『知り合いから頼まれたら、(堕胎手術は)断れない。』と言います。
一人っ子政策を実施してもう四半世紀になる中国では、何とかして男の子を残したいという農民達の願いが、こういういびつな状況を作り出しています。
日本の皆さんには信じられないことでしょうが、社会主義を標榜しているはずの中国には、日本における年金制度のような“高齢者のための福祉政策”が存在していません。ですから人々は、年老いた後の生活のために、なんとか直系の子供を残そうとします。
成長しても、やがては外に嫁いでしまう女児など“必要ない”のです。
彼女の話では、旧西ドイツ製(確かシーメンスといったような)の超音波診療機は、この目的のために中国の大概の病院・診療所に置いてあるということでした。
つまり相当な田舎の村でも、同じようなことが行われている訳です。
聞いてみると彼女は、こうして行った堕胎手術の謝礼金で、日本への留学費用を工面したようでした。
日本に留学するため、大使館でその手続きをしてきたという彼女は、私が日本語を話すことが判るとさっそく、『日本語での会話の練習相手になってくれ』と頼んできました。
中国国内を汽車で旅行していると、こういうことは珍しいことではありません。私も車中の無りょうを慰めるために、求めに応じて話し相手になってあげることにしました。
彼女が勤めるている病院は、この列車の終点にある町の大きな病院で、彼女自身はそこの産婦人科のお医者さんだという事です。
私は、自分が妊娠した事はありませんし、まァこれからも生涯、出産とは無縁でしょうから、産婦人科のお医者さんが相手では余り共通の話題がありません。
何の話からだったか、中国の新生児の男女の比率が話題になりました。私の頭の中にその頃、日本で話題になり始めていたダイオキシン公害の話があったのでしょう。
空気中のダイオキシン濃度が高まると、受胎した際に女児になる比率が高まるのだそうです。中国ではいたるところで生活ゴミが露天のまま焼かれているし、最近は近代化の影響で発泡スチロールのゴミが、目立ってきましたから、もしダイオキシンの害の話が本当だったら、さぞかし女児の出産率は高まっているでしょう。
ところが、結論から言うと、私の予想は完全に外れていたのです。
『あなたの病院で生まれる赤ちゃんの、男女の割合は何対何くらいですか?』と、私が問いかけたところ、彼女は表情を変えるでもなく、『2対1くらいです。』と答えました。
私は慌てて、『それは、1.02対1の間違いでしょう? 』と聞き返しました(自然の比率では1.05対1に近い数字になるらしいですね)。ところが、彼女は平然として『いえ、2対1です。』と、答えます。
『男の子供が、だいたい女の子供の2倍、生まれます。』
そんな馬鹿な筈はありません! いったい、どういうことなのでしょう?
私が食い下がると、彼女はこう説明しました。
もちろん中国でも、自然の比率はやはり男女がほぼ同数の割合で受胎します。しかし、妊娠が判明すると中国人達は、すぐさま超音波診療機等で胎児が男か女かを判別して、女児だと判った場合は、だいたい半数の両親が我が子を堕胎してしまうのです、と。
そのため、病院で産出される新生児の比率は、男女が2対1になるのだという……。
私はこの話を聞いたとき、しばらくは言葉もでませんでした。
ようやく『で、でも、そういうことは確か法律で禁止されている筈じゃあ……』と聞くと、『知り合いから頼まれたら、(堕胎手術は)断れない。』と言います。
一人っ子政策を実施してもう四半世紀になる中国では、何とかして男の子を残したいという農民達の願いが、こういういびつな状況を作り出しています。
日本の皆さんには信じられないことでしょうが、社会主義を標榜しているはずの中国には、日本における年金制度のような“高齢者のための福祉政策”が存在していません。ですから人々は、年老いた後の生活のために、なんとか直系の子供を残そうとします。
成長しても、やがては外に嫁いでしまう女児など“必要ない”のです。
彼女の話では、旧西ドイツ製(確かシーメンスといったような)の超音波診療機は、この目的のために中国の大概の病院・診療所に置いてあるということでした。
つまり相当な田舎の村でも、同じようなことが行われている訳です。
聞いてみると彼女は、こうして行った堕胎手術の謝礼金で、日本への留学費用を工面したようでした。
これは メッセージ 45822 (asian_viewty さん)への返信です.
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