神州6号打ち上げ
投稿者: tokagenoheso 投稿日時: 2005/10/12 11:33 投稿番号: [44955 / 66577]
今日中国が2度目の有人宇宙飛行計画で神州6号を打ち上げ、その様子を実況中継したという。現時点では軌道に乗ったということで、例えロシアの前世代技術のパクリだとか、人命軽視で成り立つとかの批判は別としても、これについては素直に感心し、無事に2名の飛行士が帰還し、最後までの成功を望む。
ただ、このようなニュースを見るにつけ、中国が何を国家目標にしているかがよく分かる。通常自力で有人宇宙飛行を実現させるとなれば、本来ならば裾野産業が大きく育ち工業技術全般の水準が上がる物だが、このような事業をたんなる国威発揚手段として行う場合は、その部門だけが突出し、他部門を圧迫する。
これはソ連がアメリカに対抗し宇宙開発を急いだ結果工業全般の発達が阻害されたことでも証明される。今でもロシアの有人宇宙飛行技術はある面アメリカ以上に安定しているが、技術自体は発展をしていない。総合的な技術面に至っては基礎科学のいくつか以外は世界レベルにない。
結局工業技術発展が何を目標として行われるかという哲学の問題だろう。中国が国威発揚を何故必要とするのか、国民の生活レベル向上よりも国威発揚を優先させる姿勢がますます全体のひずみを大きくしている事実を無視してはいけない。それほど、地方都市の中国人民の生活レベルの惨めさと神州6号との落差が大きいと言う事だ。
ところで、日本は超音速旅客機の基礎実験に成功した。これも私としては必要性に疑問を感ずるが、ただまったく無関心ではないと言う意味であっても良いかと思うし、それこそ国産で拾い裾野の上で成し遂げている事であり、また優先順位からしても妥当かとは思う。
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