アフリカに経済攻勢かける中国 Ⅴ
投稿者: suruganoturutarou 投稿日時: 2005/11/07 22:19 投稿番号: [234 / 364]
http://web.sfc.keio.ac.jp/~kgw/Lecture/SFC/Comparative_Systems/2005/special_lecture/diplo01.pdf『
アフリカに経済攻勢かける中国
』
より。
ジャン=クリストフ・セルヴァン(ジャーナリスト)
訳・清水眞理子
○
ビジネスの別の流儀
多くのアフリカの独裁者は、中国の貿易や経済協力には「相互尊重」や文化
的「多様性への配慮」の精神があると賞賛する。これらは中国の古くからの友
人であるガボンのボンゴ大統領(6)の言葉に由来する。しかし、中国がアフリカ
という「黄金郷」で「サファリ」に乗り出していることで(7)、従来アフリカ大
陸の「有用部分」に群がってきた多国籍企業は気をもんでいる。建前として「よ
い統治」にこだわるアメリカの外交担当者も、中国の経済活動のやり方に苛立
ち始めている。ネオ・コン系のシンクタンク、グローバル安全保障分析研究所
(IAGS )を率いるエネルギー安全保障の専門家、ガル・ルフトは次のよう
にみる。「中国人は、欧米では禁じ手となりつつある便宜供与や裏金といった手
法でビジネスを展開する傾向がある。だから、アフリカ諸国の中に、欧米の企
業よりも中国の企業と組む方がいいという国が出てくる。資金の流れの透明化
を目的として『パブリッシュ・ホワット・ユー・ペイ(支出を公表しよう)』と
いったキャンペーンがはじまって以来、欧米企業が使える手法は少なくなって
いるからだ(8)」
ルワンダのカベルカ財務相の言う「ビジネスの別の流儀」は、これまでアフ
リカにおける欧米諸国のあざといやり方を告発してきたNGO にとって、いっ
そう憂慮すべきことと映っている。国際機関による条件付きの融資の場合、議
論もなしに被援助国が融資サイドの命令に従わされている点が批判されてきた。
中国の経済協力の場合には、無条件で融資を供与し、「即金払い」をうたってい
ることから、無用の「箱物」を増やすばかりで、資金の最低限の透明化さえも
望めなくなるだろう。
(アフリカに経済攻勢かける中国
Ⅵ
へ続く)
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