●台湾人は漢民族ではない1
投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2005/03/14 02:32 投稿番号: [8070 / 16409]
林
建良
台湾という国を、日本の皆さんは知っているようで知らない。多くの日本人が、どうせ中国と同じ民族なんだから仲良くやればいいじゃないか、と言われる。一般の日本人ばかりではなく、台湾について勉強している学者・研究者でさえ、そういうことを言います。
つまり台湾人は、二%の原住民、一三%の外省人(つまり蒋介石と一緒に台湾にやってきた人間)残り八五%の本省人(戦前に台湾に移住してきた人間)で、要するに九八%はもともと漢民族ではないかと。これは、かなりの誤解なんです。ほとんどの日本人が、台湾人は漢民族であると考えている。
何より我々、戦後の台湾人もそのような教育を受けてきた。お前たちはもともと中国人なんだと。
台湾という国が歴史のなかに出てきたのはつい最近で、十七世紀になってからです。ではそれ以前、台湾にはほんの一握りの人間しか存在していなかったか。そうではありません。台湾が歴史に登場したのは一六二四年で、オランダがアジアとの貿易をするうえでの中継点としてでした。
ご承知の通り当時のオランダは、非常に航海技術が優れていて、貿易が盛んだった。
今の会社の原型といわれる東インド会社も彼らによってつくられた。当時の彼らは、西洋のものを日本や中国に売り、あるいは東洋のものをヨーロッパに売ったりしていた。オランダはその中継点として、台湾と中国のあいだにある小さなZ型の島で大きさは新潟県の佐渡島の約五分の一ぐらいの澎湖島という島を選んだ。
当時の明朝はその島をめぐってオランダ軍と戦い、結局は和解したわけですが、明朝の条件としては、澎湖島は返してもらう、その代わりに台湾をあげるからというものでした。台湾は中国にとって、そのくらい無用なものだった。
そして一六二四年、オランダ人が台湾を統治することになった。それが台湾人の体験した初めての国家としての権力であったわけです。
続く
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