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本島人女性の姓名

投稿者: unhoo 投稿日時: 2004/10/18 11:51 投稿番号: [5216 / 16409]
総督府統治時代、女性の姓名は、姓と名の間に氏の字を置くべしという規定があった。たとえば陳家に女の子が生まれ、名を玉華ときめて、戸籍係へ届けると、戸籍台帳には陳氏玉華と記載さる。その女の子が小学校に入学すると、先生から「ちんしぎょっか」と呼ばれる。病気になって病院へ行くと、受付で自分の名を「ちんしぎょっか」と言わなければならない。

総督府がこんな規則を作った理由は、本島人の名は、男か女かわからないことが多いからだという。

女性の姓と名の間に氏の字を置くことは、総督府の発案ではないのだそうで、もとは本島人の一部にそういう習慣があることを総督府が発見し、それを台湾中に通用する規則として制定したのだという。

この規則は、はじめのうちは誰にも異議がなかったが、やがて女性にも教育が普及すると、インテリ女性から文句が出はじめた。昭和の十年以後になると、陳氏玉華さんは、私用の手紙には氏の字を捨てて、陳玉華と署名するようになった。

二次大戦終戦と同時に、台湾中の女性がいっせいに氏の字を捨てた。

現在、台湾のおばあさんは、少女時代の姓名が陳氏玉華であったことをもうすっかり忘れている。わしが言い出したら「あっ、そうだったね」と言って苦笑した。

単に、歴史上の記録として、このことを書きとどめておく。

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