陳総統の二段階論
投稿者: aki_fumika 投稿日時: 2004/10/14 13:45 投稿番号: [5154 / 16409]
少し分かりやすく、なぜ、台湾独立派の方々が、陳総統の新憲法制定二段階論を批判しているか、考えてみたいのですが。。。
現行憲法(中華民国憲法)をAとし、
新憲法(台湾国憲法)をBとします。
Aはこの15年の間に、Aの持つ古い部分をAの範囲内で改変し、「A改」となっております。
AもA改もBも資本主義経済のグループに属します。この点ではみな同じグループ。
A改とBは資本主義経済や個々のModuleに関しては近い関係にあります。
ただ、A改とBの決定的な違いは、AはBを否定し、BはAを否定しているというスキームにあります。
つまり、A改=>Bへの移行を陳総統の考える二段階論で行うということは、A改=Bの移行をAのシステムの下で行うということですから、A、もしくはA改のシステムでは、A(もしくはA改)が自分自身を否定してしまうという、著しい矛盾か、移行の停滞、破綻を招きます。つまり、Bへの移行は、A改によるA改自身の否定を前提とせねばならない、という、システム的には無理なもの。
A改からBへの移行を、一段階で行う場合、システムをBに切り替えてしまうわけですから、BによるA(A改)の否定は起きますが、A改によるBの否定は起きないわけです(起きる前に移行してしまう)。
これをOSのMigrationにたとえて考えてみると。。。
下位OSから上位OSへのMigrationだと思って下さい。
下位OSで稼働しているコアの部分を否定しないと、上位OSに移行出来ないと考えて下さい。(例えば、Windows3.1や95からWindows2000などへの移行を考えると良いです)
アッパーコンパチブルな部分は、OSのコアではなく、Migrationを前提として、上位OSが用意したスキームに依存しているわけです。
Migrationが済んだら、その後の完全な上位OSへの移行は、各アプリケーションの対応を待つということでしょ。各アプリケーションが上位OSに対応したら、その順に入れていくということ。。。
これは、私たちが日常業務として行っていることであり、ごく自然なやり方です。
下位OSで上位OSを想定して、下位OS上でMigrationを行うことは無理なのはお分かりですよね。(8ビットOSで16ビットや32ビットを前提としたアプリが動かないのと同じ)
ごく分かりやすく書くとこうしたこと、なんです。
つまり、陳総統の二段階論は無理がある。また、憲法(OS)と各種法令(アプリケーション)を混同している。
と、移行のスキームが全然できていない、ということです。
A改によるA改の否定と、A・A改を否定するBへの移行をA改上で行うことの、矛盾と、手続き上の不具合が大体は理解できると思いますが。。。
これを現在の台湾に当てはめてみると、今の行政・司法システムでは、いつまでたっても何も決まらない、という、これほど単純なことが分かっていないということになります(これが端的に一番分かりやすいお話、ということになります。。。汗)。
こうしたスキームの取り方が出来ないというのが、今の陳政権、民進党政権の限界である、と思いますが。。。
現行憲法(中華民国憲法)をAとし、
新憲法(台湾国憲法)をBとします。
Aはこの15年の間に、Aの持つ古い部分をAの範囲内で改変し、「A改」となっております。
AもA改もBも資本主義経済のグループに属します。この点ではみな同じグループ。
A改とBは資本主義経済や個々のModuleに関しては近い関係にあります。
ただ、A改とBの決定的な違いは、AはBを否定し、BはAを否定しているというスキームにあります。
つまり、A改=>Bへの移行を陳総統の考える二段階論で行うということは、A改=Bの移行をAのシステムの下で行うということですから、A、もしくはA改のシステムでは、A(もしくはA改)が自分自身を否定してしまうという、著しい矛盾か、移行の停滞、破綻を招きます。つまり、Bへの移行は、A改によるA改自身の否定を前提とせねばならない、という、システム的には無理なもの。
A改からBへの移行を、一段階で行う場合、システムをBに切り替えてしまうわけですから、BによるA(A改)の否定は起きますが、A改によるBの否定は起きないわけです(起きる前に移行してしまう)。
これをOSのMigrationにたとえて考えてみると。。。
下位OSから上位OSへのMigrationだと思って下さい。
下位OSで稼働しているコアの部分を否定しないと、上位OSに移行出来ないと考えて下さい。(例えば、Windows3.1や95からWindows2000などへの移行を考えると良いです)
アッパーコンパチブルな部分は、OSのコアではなく、Migrationを前提として、上位OSが用意したスキームに依存しているわけです。
Migrationが済んだら、その後の完全な上位OSへの移行は、各アプリケーションの対応を待つということでしょ。各アプリケーションが上位OSに対応したら、その順に入れていくということ。。。
これは、私たちが日常業務として行っていることであり、ごく自然なやり方です。
下位OSで上位OSを想定して、下位OS上でMigrationを行うことは無理なのはお分かりですよね。(8ビットOSで16ビットや32ビットを前提としたアプリが動かないのと同じ)
ごく分かりやすく書くとこうしたこと、なんです。
つまり、陳総統の二段階論は無理がある。また、憲法(OS)と各種法令(アプリケーション)を混同している。
と、移行のスキームが全然できていない、ということです。
A改によるA改の否定と、A・A改を否定するBへの移行をA改上で行うことの、矛盾と、手続き上の不具合が大体は理解できると思いますが。。。
これを現在の台湾に当てはめてみると、今の行政・司法システムでは、いつまでたっても何も決まらない、という、これほど単純なことが分かっていないということになります(これが端的に一番分かりやすいお話、ということになります。。。汗)。
こうしたスキームの取り方が出来ないというのが、今の陳政権、民進党政権の限界である、と思いますが。。。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019566/bfoq_1/5154.html