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teoteo2222 様

投稿者: wangjunhe720 投稿日時: 2005/07/07 12:57 投稿番号: [10021 / 16409]
  私も単刀直入で行きますが、

  >wangさんが中国人の友人に日本を理解するためにはどんな本を推薦しますか?<

  とのご質問ですが、なかなかお答えしにくいといいますか、少し考えておかないと即答できないと思います。

  aki_fumikaさんのように、「中国を理解する」のに有用であるという意味で。

  「日本を理解する」為に有用である本として、僕は

①   『新古今和歌集』

②   本居宣長の本が(『源氏物語のおぐし』『古今集遠鏡』など)

③   丸山正男の『日本の思想』(岩波文庫)

  をお勧めしたい。

  ①   と   ②は、実際非常に関係深い。ご存知のように、宣長は『古今集』、『源氏物語』だけではなく、『新古今集』の注釈もやっていました。

  しかし彼は、これら、むしろ非常に普遍的な感情を、「もののあはれ」として規定し、日本独自の言語認識観に捉え直した。この「物のアハレ」をペースとして原始的、神話的始原への接続を果たしました。

  文学的なものが思想的なものに転化する一方、追求し、発展してきたもの(注)が神話時代の「始原」と「言霊」へと回帰させてしまったという逆転です。

  近代「国文学」研究、近代的な日本神道思想は、宣長を抜きにして語れないと言っても過言だろうか。

  つまり俗にいう「日本独自性」を理解するのに、いくらか有用ではないかと思います。



  ③について、昨今の風潮からすれば、そんなあ・・・左翼・・・という人がいるかもしれない。

  独自なものが強調されているからこそ、思想的に相対的に捉える必要と価値があるのだろう。この意味で丸山氏の其れは「古典」?と思う節もあろうが、私なりに現代思想の捉り方の「古典」に価すると考えます。


  以上お答えになったかどうか、分かりませんが。


  注:やまと歌、やまと御言の歌、日本の風俗といわれてきたものをさす。
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