チベットがどこの領土かの議論について
投稿者: bf109_110 投稿日時: 2008/03/27 22:04 投稿番号: [2278 / 30899]
先日、古い世界地図を幾つか紹介し「チベットは元々中国の領土だ」と説明
していた人がいた。
この人に恨みはないが、失礼を承知で敢えて反論する。
世界地図を以て領土を確認するというのは、一見正しいようだが実はNG。
何故なら、地図は発行する国の意志が多分に反映されるからだ。
例えば、現在の北方4島。
日本が発行する地図は当然日本領になっているが・・・
ロシアが発行する地図では全てロシア領。
中国が発行する地図では日本領になっている。
さあ、どうする。
日本にもロシアにも気兼ねしない立場がどう判断するか。
こんな事例は探せばもっとたくさんあるぞ。南沙諸島然り。台湾然り。
中国に都合の良い地図を幾つか探して来て「ほらみろ。元々中国領だぞ」は
ないぞ。それは明らかに如何様だ。
国際司法裁判所は、過去の経緯ではなく現時点の実行支配状況によって領土
を判断する立場をとっているから、現時点で「チベットは中国の領土だ」と
言われれば、これを認めざるを得ない。
しかし「元々から中国の領土だ」というのは余りにも恥知らずな主張だ。
国際司法裁判所の判断も、過去に遡って中国の領土であることを認めている
訳ではない。
少なくとも、かつてチベットは中国の主権が及ばない独立国家であった時代
が間違いなくあった。それを中華人民共和国が併合した。
これは歴史的事実だ。
都合の良し悪しで、勝手にねじ曲げるな!!
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